1人乗りや前後2人乗りのホンダ「軽バン」がスゴい! 発売半年の状況は? 軽商用「N-VAN e:」に対する声とは

販売店で買える! e: L4とe: FUN、それぞれどのようなユーザーが買うの?

 デザイン面では、シンプルかつ機能的なフォルムを採用しながら、ツートンカラーや専用エンブレムの設定により個性を演出できます。

 LEDヘッドライトを搭載し、視認性を向上させるとともに、先進的な印象も与えるデザインです。

 ボディカラーには、タフタホワイトIIIやルナシルバー・メタリックのほか、プラチナホワイト・パールやオータムイエロー・パールといった鮮やかなカラーも設定されています。

 またe: L4とe: FUNとにはツートンカラーも用意され、用途や好みに応じた選択が可能です。

 インテリアは、用途に応じたデザインを選べるよう工夫されており、e: FUNではベージュカラーを採用するなど、レジャーユースにも適した仕様になっています。

 荷室はガソリンモデルと同等の広さを確保し、助手席を収納することでフルフラットな空間を作ることが可能。大きな荷物の積載にも対応します。

 安全性能も充実しており、全車に先進運転支援システムを標準装備しています。

 軽商用バンとしては初めて、運転席と助手席にサイドカーテンエアバッグを採用。さらに、衝突後ブレーキシステムを搭載し、万が一の事故時に二次被害を軽減する設計となりました。

コタツを搭載した車中泊仕様のホンダ「N-VAN e:」
コタツを搭載した車中泊仕様のホンダ「N-VAN e:」

 ホンダアクセスからは、多様な純正アクセサリーが用意されており、商用・趣味用途のどちらにも対応したカスタマイズが可能です。

 EVらしさを強調するデカールやエンブレムのほか、積載性を向上させるルーフインナーラックやクロスバーなど、実用性を高めるオプションも用意されています。

 環境負荷低減を目的とし、リサイクルPET素材を使用したフロアマットもラインアップしました。

 N-VAN e:は発売から約5ヶ月が経過していますが、販売店でのe: L4とe: FUNはどのような売れ行きなのでしょうか。

 関東圏の販売店担当者は次のように話します。

「N-VAN e:は商用車として法人で購入されるケースが多く、問い合わせもコンスタントにあります。

 道が狭い都心での運送や移動距離が決まっているネットスーパーの宅配業者さんなどに選ばれます。

 法人利用の場合はe: L4で十分ということで価格の面からもベースグレードを購入される傾向にあります」

様々な用途で使えるN-VAN e:
様々な用途で使えるN-VAN e:

 また、関西圏の販売店担当者は次のように話します。

「基本的にはすでに充電スタンドの設備がある法人様にご契約いただくことが多いですが、セカンドカーとして日常利用をするという人もいました。

『軽自動車の購入を考えていて、妻がN-VAN e:のかわいい見た目を気に入った。これを機に充電スタンドを整え、EVに移行したい』という経緯でe: FUNを購入されたお客様もいました。

 一方で、キャンプでの仕様を考えるユーザーもいましたが、『EVでのアウトドアが少し不安』といった理由で断念されたケースもあります」

※ ※ ※

 N-VAN e:ですが、主に決まった距離を走行するユーザーから法人利用や日常利用で支持を得ているようです。

 N-VAN e:の価格はそれぞれ税込で、e: L4が269万9400円〜、e: FUNが291万9400円。

 Honda ON限定タイプであるe: Gが243万9800円〜、e: L2が254万9800円〜となっています。

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