ヘッドライトなぜ黄ばむ? 「古臭い」印象は払拭出来る? 変色避けられないのどうして? 効果的な対処法とは
クルマのヘッドライトは時間が経つと黄ばんでしまいます。もし、黄ばみやくもりがひどくライトの明るさに影響がでてしまうと、車検に通ることができなくなってしまうおそれがあります。
ヘッドライトが黄ばむのはなぜ?黄ばみがひどいと車検に通らない?
クルマのヘッドライトは、長年使用していると黄ばみやくすみが発生します。
【画像】「えっ!」これは黄色すぎ! めちゃ綺麗になったヘッドライトがこれです。(26枚)
この黄ばみは単なる見た目の問題ではなく、車検の合否にも影響を与える可能性があるため注意が必要です。

ヘッドライトの黄ばみの主な原因は、紫外線や経年劣化です。
現在のクルマのヘッドライトはポリカーボネート製が一般的ですが、この素材は衝撃には強いものの、紫外線に弱いという特徴があります。
そのため、長時間直射日光にさらされることで表面のコーティングが劣化し、黄ばみが発生してしまいます。
また、洗車時の摩擦や飛び石による微細な傷、水垢の蓄積なども黄ばみの原因となります。
これらの要因が重なることでヘッドライトの透明度が低下し、光量が不足してしまうのです。
特に、屋外駐車が多いクルマや、メンテナンスをあまりしていないクルマほど黄ばみが進行しやすい傾向があります。
また、ヘッドライトの黄ばみがひどい場合、車検に通らなくなってしまう可能性があります。
これについて、都内の整備工場スタッフは、次のように話しています。
「車検では、ヘッドライトの光量に規定が設けられています。
また、光の色も白でなくてはなりません。
万が一、くもりによって基準が満たなくなってしまった場合は、交換が必要になってしまう可能性も考えられます」
車検の検査基準では、ヘッドライトの光量は6400カンデラ以上と定められています。
もし、ヘッドライトが黄ばむことで光が拡散したり減少したりすると、この基準を満たせなくなる可能性があります。
特に、2026年8月からはヘッドライトの検査方法の変更が全国に適用され、ハイビーム(上向き)だけでなくロービーム(下向き)での検査も義務化されます。
これまでは、ロービームが基準値を満たしていなくても、ハイビームが基準をクリアしていれば車検に通ることができました。
しかし、ロービーム検査の適用後は、ロービームが車検不適合になった時点でヘッドライトを交換しなくてはならなくなります。
ロービームは光量不足がより顕著に影響するため、これまで以上にヘッドライトの状態に注意することが必要です。
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