トヨタ「新型ランドクルーザー」発売! 最上級300系より「360万円以上安い」けど“タフなデザイン”&「ラダーフレーム構造」採用の本格四駆SUV! “便利なバックドア”も魅力のシリーズ最安モデルとなる「FJ」とは?
世界的に根強い人気を誇るトヨタ「ランドクルーザー」シリーズは、高価なイメージがありますが、そのなかで一番安く買えるランドクルーザーとは一体どんなクルマなのでしょうか。
気軽に乗れる“最安ランクル”が登場!
トヨタは2026年5月14日、新型「ランドクルーザーFJ」を発売しました。同車は2025年10月に世界初公開されており、「ランドクルーザー」シリーズをより多くの人に気軽に楽しんでもらいたいという思いから開発された、シリーズ最廉価モデルです。
ランドクルーザーシリーズは、1951年に警察予備隊(現・陸上自衛隊)向け車両として試作された「トヨタ・ジープBJ型」をルーツとしています。
そして1954年に、「ジープ」の名称が商標権に抵触することからランドクルーザーへと改名されました。
以来、「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」をコンセプトに、優れた信頼性・耐久性・悪路走破性を継承。
圧倒的なオフロード性能と堅牢なボディによって、世界中のオフロード愛好家や冒険家から高い支持を集めています。
また、過酷な環境でも安心して走れる信頼性と、時代を超えて愛されるタフなデザインも、ランドクルーザーの大きな魅力となっています。

現行モデルのラインナップとして、これまでフラッグシップモデル「300」、ヘビーデューティーモデル「70」、中核モデル「250」が展開されていましたが、今回新たにFJシリーズが加わりました。
ボディサイズは全長4575mm×全幅1855mm×全高1960mm、ホイールベースは2580mmと、シリーズ最高級モデルとなるランドクルーザー300(全長4950-4985mm×全幅1980-1990mm×全高1925mm)と比べると、全長は約400mm短く、日本の道路環境でも扱いやすいサイズに仕上げられています。
ただし、ランドクルーザーFJにも伝統のラダーフレーム構造が採用されており、ボディサイズに合わせてホイールベースを短縮。高い走破性と取り回しの良さを両立しています。
エクステリアはサイコロをモチーフにしたスクエアなシルエットで、優れた居住性と積載性を考慮したデザインとなっています。
また、コの字型に発光するヘッドランプとリアコンビネーションランプを採用。さらに、ルーフレールやスペアタイヤによって、本格オフローダーらしい力強さを演出しています。
ボディカラーはモノトーン5色を設定。インテリアカラーはブラックで、シート素材には合成皮革を採用しました。
インパネには高さを抑えた水平基調のデザインを採用し、良好な前方視界を確保。操作系を機能的に整理したレイアウトや、12.3インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)を自然に組み込んだ先進的なコックピットデザインなどからも、新世代モデルらしい設計思想が感じられます。
また、ステアリングには往年のモデルを思わせる横文字の「TOYOTA」エンブレムを配置。インパネ周辺のデザインからも、
快適装備として、ステアリングヒーター、運転席8ウェイパワーシート、運転席・助手席のシートヒーターなどを装備しています。
室内は2列シート・5人乗り仕様で、ラゲッジスペースは795リットルの大容量を確保。狭い場所でも荷物の積み下ろしがしやすい横開き式バックドアを採用している点も特徴です。
安全装備では、予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備。さらに、パノラミックビューモニターやブラインドスポットモニターも備えています。
パワートレインには、最高出力163PS、最大トルク246Nmを発揮する2.7リッター直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、トランスミッションには6速ATを組み合わせています。
ちなみに、ランドクルーザー300・250・70にはディーゼルモデルも用意されていますが、ランドクルーザーFJの発売時点ではディーゼル仕様の設定はありません。
力強さと燃費性能を両立するディーゼルエンジンの追加を期待する声も多く、今後の展開に注目が集まりそうです。
駆動方式にはパートタイム4WDを採用し、ダイヤル操作で2WDと4WDを切り替えることができます。
グレードは「VX(ガソリン・4WD)」の1種類のみで、価格(消費税込み、以下同)は450万100円。
シリーズの最高価格帯となるランドクルーザー300(525万2500円から813万6700円)と比較すると、最大で363万6600円の価格差があります。
Writer: 山城颯太
理系国立大学を卒業後、自動車メディアを中心にフリーランスのライターとして活動中。TOEIC 925点。クルマから電車、飛行機まで乗り物大好き。主に新型車のグレードに焦点を当てたモデル紹介、海外車の執筆などを担当。


























































