ホンダ「新型フィット」まもなく登場? 大規模「マイチェン」で大胆な「グレード整理」実施も!? 全面刷新の次期「5代目」はどうなる?
ホンダのコンパクトカーの代名詞「フィット」もデビューから丸6年が過ぎ、いよいよ世代交代の時を迎えようとしています。「心地よさ」を前面に打ち出した癒し系のキャラクターから、次期型はどう変わるのでしょうか。
直近で大規模なマイナーチェンジを実施か
ホンダのコンパクトカーの代名詞「フィット」ですが、今後どのような展開が予想されるのでしょうか。
直近のマイナーチェンジや、その先のフルモデルチェンジを予想していきます。
現行の4代目は2020年2月に登場し、2026年7月には大幅なマイナーチェンジがおこなわれるとの噂がSNSなどで聞かれます。
実際、ホンダの公式ウェブサイトを見ると、「一部タイプ・カラーがお選びいただけない場合があります」(2026年5月中旬現在)との記載が見られ、刷新に向けた準備がおこなわれている模様です。
変更の規模については不明ですが、近々何かしらの変更があるのは間違いないところでしょう。
そしてその先に控えるのが、5代目へのフルモデルチェンジです。
歴代フィットは平均約6年のサイクルでモデルチェンジを行ってきており、その公式通りにいくと次期型は2027年年央から2028年の登場が有力と見られます。
現行型が「心地よさ」を前面に打ち出した癒し系のキャラクターだったのに対し、次期型は「走りのホンダ」を感じさせる大きな変貌が期待されます。
![次期「フィット」はどう変わる!?[画像は2026年1月に中国・広汽ホンダで発売された「フィット」大幅改良モデル]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/01/20260116_China_HONDA_FIT_NEW_009.jpg?v=1768529898)
フィットは初代が2001年、2代目が2007年、3代目が2013年、4代目が2020年という流れで世代交代してきました。
6年、6年、7年というサイクルから見ると、次のフルモデルチェンジを2027年あたりで見るのは不自然ではありません。
一方で今夏実施されるであろう改良は、モデル末期に向けたグレードや仕様を整理する「商品仕切り直し」の色合いが強そうです。
現在「ベーシック」「ホーム」「クロスター」「リュクス」「RS」と5つのタイプが設定されているフィットですが、このワイドバリエーションが大胆に変更・縮小される可能性もありそうです。
そして次期型フィットへのフルモデルチェンジは、2027年秋の「ジャパンモビリティショー2027」での発表後、2028年に入ってから発売、という流れでしょうか。現行型も2019年の「東京モーターショー」での初公開後、2020年2月に発売されています。
発売時期にはやや幅がありますが、いずれにしても今から1年から2年以内という射程圏内に入ってきました。
次期型フィットで最も話題を集めているのが、デザインの大転換です。
現行モデルの柔らかな表情から一転、新型では水平基調のラインを強調した、低くワイドなスタンスが期待されます。昨今のホンダデザインを汲み取った鋭いヘッドライトと、より主張の強いグリルによって、かつての3代目をも彷彿とさせるクールな印象へと生まれ変わるでしょう。
中国市場で先行発表された限定発売モデルが示唆するように、上下二段に分かれたスプリットタイプのLEDヘッドライトや、空力性能を突き詰めたバンパー形状が、次世代コンパクトとしての存在感を放つことになるかもしれません。
現行型は国内での販売が当初の想定を下回る局面もあり、次期型ではより多くのユーザーに響く先進的かつ存在感のあるデザインが求められています。
ホンダらしいスポーティさとコンパクトカーならではの質感を高い次元で両立できるかどうかが、5代目の成否を左右する大きな鍵となるでしょう。
ボディサイズについては、5ナンバーサイズを維持しながらも全長やホイールベースなどを拡大し、居住空間が向上する方向とみられています。軽自動車との差別化という観点からも、室内の広さをアピールすることがカギになるでしょう。
次期型フィット最大の技術的ハイライトは、ホンダが威信をかけて開発した次世代ハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」の搭載です。
現行の1.5リッター 2モーターハイブリッドシステムをベースに、PCU(パワーコントロールユニット)の大幅な小型化と高効率化を実現することでエンジンルームの省スペース化が進み、さらなる室内空間の拡大とハンドリングの向上が図られます。
モーターの出力特性も見直され、街乗りでの静粛性はそのままに、追い越し加速やワインディングでのレスポンスが飛躍的に向上するはずです。
燃費については、ホンダは次世代e:HEVでエンジンとハイブリッドユニットを刷新し、10%以上の燃費向上を目指す方針を示しています。現行モデルのWLTCモード30.2km/L(e:HEV BASIC・FF)をさらに上回る数値が期待できるでしょう。
クラストップクラスの静粛性と力強い走りの両立も期待されます。
一方で廉価なモデルの需要にあわせ、ガソリン車も継続されるでしょう。
さらに注目されるのが、スポーティクーペ「プレリュード」に採用された「Honda S+ Shift」の搭載です。
これは仮想有段シフトと呼ばれる新機能で、EVらしい滑らかさを保ちながらも、まるでギアが切り替わるようなメリハリのある加速フィールを実現するもの。
次期「ヴェゼル」に続く形で次期フィットにも搭載されると思われ、スポーティな「e:HEV RS」に設定される可能性が高そうです。
インテリア面では、10インチを超える大型センターディスプレイの採用で、スマートフォンとのシームレスな連携はもちろん、インフォテインメント機能の大幅な充実が図られるでしょう。AIアシスタントとの連携も強化され、声で操作できる場面が広がることが予想されます。
安全装備については、「Honda SENSING 360」へのアップデートに加え、AIを活用した近距離衝突軽減ブレーキや、より高度な車線維持支援システムが全グレードへ標準搭載され、最新の法規対応も織り込まれるでしょう。
※ ※ ※
現行型の「心地よさ」に、人気を集めた初代や3代目が持っていた「躍動感」を融合させた5代目フィットは、再びコンパクトカーの覇権を奪還できるでしょうか。
いまのところ、まだその実態についてホンダからの公式発表はないままです。
軽自動車が台頭するなか、普通車コンパクトとしての存在感を改めて打ち出すべく、デザイン・ハイブリッド技術・安全性能の三本柱で大きな飛躍を遂げる5代目フィット。その正式発表が、今から待ち遠しい1台です。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。



































































































