地獄渋滞「一宮JCT」過去のものに!? 悲願の新ルート「東海環状道 北西区間」ついに全通秒読み 「名神~東海北陸道直結」実現は今度こそ「予定通り」達成するのか
名神高速の「破滅的渋滞ポイント」として悪名高い「一宮JCT」をスルーする、新たな高速道路の開通が間近に迫っています。
いよいよ「夏」につながる名神~東海北陸道
名神高速の「破滅的渋滞ポイント」として悪名高い「一宮JCT」をスルーする、新たな高速道路の開通が間近に迫っています。

それは、名神「養老JCT」~東海北陸道「美濃関JCT」を直結する、東海環状道「北西区間」です。
関西方面から郡上・高山・白川郷方面へ行く場合、地獄渋滞の一宮JCTを通らなくてもよくなります。養老JCTから東海環状道に乗り、そのまま東海北陸道へ出られるようになるのです。
現在は、養老JCTから東海環状道に乗っても、途中の大野神戸ICでブツ切れになっています。
未開通区間は、大野神戸IC~本巣IC~岐阜IC~山県ICの約19kmです。
この未開通部が全通し、名神~東海北陸道のショートカットが可能になるのは「2025年夏」の予定になっています。
そのうち先行して、東海北陸道側の11.9km「本巣IC~岐阜IC~山県IC」が、4月6日の開通を間近に控えています。
残る大野神戸IC~本巣ICの7kmは、夏頃の開通として、具体的な日時は追って発表される予定です。
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もともと「北西区間」は、まるごと「2024年度中」つまり3月末までには全線開通する予定でした。
しかし、橋脚基礎の工事中に悪い地盤(玉石)が出てきたため、工法を変更せざるを得ず、大野神戸~本巣だけ開通が夏にずれ込んだのです。
それまでも開通見込みの延長が相次いでいる東海環状道。地元の声でも「どうせまた『やっぱり2025年夏の全通は無理でした』となるんだろう」という懐疑的な見方もあります。
しかし、今度こそは2025年夏の開通は確度が高いと思われます。というのは3月11日に、大野神戸~山県の高架の橋桁がすべてつながったとして、記念式典が開かれたからです。
高架橋桁さえつながれば、あとは大きな工事らしい工事はありません。舗装を敷き、ラインを敷き、情報盤や標識を設置するくらいの仕上げ作業しか残っていないからです。
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この北西区間がつながれば、一宮JCTを通じて名神~東海北陸道を乗り換えていた交通流が、まるごと新しい東海環状道ルートへ流れ込んでいきます。つまり、一宮JCTの混雑も大きく緩和されるという期待があります。
長年の懸案であった中京圏の交通課題に「革命」をもたらしそうな、悲願の新ルート。まずは4月6日に、全通へ「王手」をかけます。
ちなみに、養老JCTから南側、名神~新名神(新四日市JCT)をつなぐ「南西区間」も工事進行中。岐阜・三重県境の養老トンネル区間を含めて、2026年度の完成を目指しています。ここがつながれば東海環状道の全線開通を迎えます。
Writer: くるまのニュース編集部
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