トヨタ「クラウンエステート」と「クラウンスポーツ」徹底比較! 荷室やパワートレインにも違いあり! 気になる価格差は? 異なる“性格”を持った「クラウンSUV」に注目!
パワートレインは共通も「味付け」に違いあり
次に、両車のパワートレインについて比較してみましょう。

クラウン エステートもクラウン スポーツも、2.5リッターのHEVと2.5リッターのPHEVが設定されている点、そして両車ともトヨタの電気式4WDシステムであるE-Fourのみという点で共通しています。
ようするに、両車のパワートレインは基本的に同じものを搭載しているということです。
ただ、HEVモデルのパフォーマンスを見ると、クラウン スポーツに比べてクラウン エステートのほうが最大出力/最大トルクともに上回っていることがわかります。
実際にクラウン エステートでは、クラウン スポーツに搭載しているフロントモーターの出力を約5割向上し、多くの荷物を積んでもストレスなく加速でき、余裕のある走りを提供するとしています。
この点だけを見ても、クラウン エステートは新型クラウンシリーズのなかでも特に大人数乗車や荷物を多く積んだりといった、アクティブライフを楽しむことができるユーティリティを追求したモデルであることがうかがえます。
これにより、多くの荷物を積んでもストレスなく加速でき、余裕のある走りを提供するとしています。
一方、クラウン エステートもクラウン スポーツも「DRS(ダイナミックリアステアリング)」が備わっています。
これは、スピードに応じて後輪の向きを変化させるものであり、低速域では取り回しのよさに、中速域では気持ちのよいコーナリングに、そして高速域では車両安定性の向上に貢献します。
このことからもわかるように、クラウン エステートとクラウン スポーツの機構は、かなり近いものであると言えそうです。

<スペック一覧>
トヨタ クラウン エステート HEV Z / PHEV RS
エンジン:直列4気筒ガソリンエンジン+電気モーター
排気量:2487cc
システム最高出力:243PS / 306PS
最大トルク:236Nm / 219Nm(エンジンのみ)
トヨタ クラウン スポーツ HEV Z / PHEV RS
エンジン:直列4気筒ガソリンエンジン+電気モーター
排気量:2487cc
システム最高出力:234PS / 306PS
最大トルク:221Nm / 219Nm(エンジンのみ)
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