ホンダ「フリード」といえば、ちょうど良いサイズ感で、使い勝手の良いミニバンとして、高い人気を集めており、2024年6月には8年ぶりにモデルチェンジを遂げた新型モデルが登場しました。
　
　また直近では2025年1月20日に一部改良モデルを発表しています。ではフリードはどういったユーザーから支持を得ているのでしょうか。販売店の担当者に話を聞きました。

　フリードは、2008年に登場したコンパクトミニバン。現行モデルは2024年6月に発売された3代目となります。

　ボディサイズは全長4310mm×全幅1695mm-1720mm×全高1755mm、ホイールベースは2740mm。

　デザインは、現行モデルからユーザーのスタイルに合わせた「AIR（フリード エアー）」と「CROSSTAR（クロスター）」の2タイプの設定となりました。

　エクステリアはスクエア基調にしつつ、エアーはヘッドライトやフロントグリルのシャープな造形により、凛とした表情を創出。シンプルでありながら上質で洗練されたデザインとしています。

　一方クロスターはエアーの上質さはそのままに、専用装備を備えアクティブさの感じられる力強さが表現されています。

　インテリアは水平基調で視覚的ノイズの少ないシンプルな構成に。見やすい7インチ液晶メーターを装備し、運転のしやすさも高めています。

　またセンターパネルは、運転に関する操作スイッチと空調などのスイッチを左右でゾーニングして配置することで、運転時も直感的にスイッチ類を操作できるようにしています。

　パワートレインは1.5リッターガソリンエンジンと1.5リッターガソリンの2モーターハイブリッド「e：HEV」を設定。駆動方式はFFに加え、走行性能を高めた「リアルタイム4WD」を設定しています。

　1月20日に発表された改良では、e：HEV車に新たな外装塗料を採用し、塗料に使用されるクリア材において、より機能が向上したクリア素材へ変更されました。

　これによりボディの艶感が増し、耐久性は従来と比較し1.5倍以上向上するといいます。

　また「エアー EX」とクロスターの6人乗り仕様にて設定可能な、アダプティブドライビングビーム、後退出庫サポート、マルチビューカメラシステム、LEDアクティブコーナリングライトといった機能について、ユーザーからの要望を踏まえ、メーカーオプション設定を可能とし、選択肢の幅を広げています。

　一部改良時から原材料価格や物流費などの世界的な高騰に伴う価格改定も行われ、e：HEV車の価格（消費税込）が302万2800円から360万2500円となりました。

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　新型モデルが発売されてから7か月ほどが経過していますが、未だ絶えず多くの支持を集めているようで、都内ホンダ販売店の営業スタッフは、反響について以下のように話します。

「フリードは大きすぎず小さすぎず、使い勝手の良いサイズ感の良いおクルマとして、おかげさまでかなり反響をいただいています。

　なかでもエアー ハイブリッドタイプのEXグレードは人気ですね。6人乗りのほうがかなり選ばれています。

　そこまでたくさん人数乗らないというケースでも、クロスターの5人乗りタイプも荷物スペースもかなり広いのでキャンプや遠出などでご利用いただくお客さまは多数いらっしゃいますね」

　連日ユーザーから絶えず問い合わせが届いているようで、フリードの人気の高さがうかがえました。

　なお納期については、「やはりハイブリッドモデルが人気で、現在ガソリンタイプは1、2か月ほどですが、ハイブリッドは半年かもう少しかかってしまう可能性がございます」と話していました。