強烈なアピール!? 道路に「ウインカー」の文字、なぜ? 佐賀県にある「謎の交差点」 標識が設置された理由とは

そもそもウインカーはいつ出す? どんなルールがある?

 また、佐賀県警察は地元の交通マナーの問題を「よかろうもん運転」という言葉で表現しています。

「よかろうもん」とは佐賀の方言で「いいじゃないか」という意味を持つのですが、この言葉が運転マナーの悪化を助長してしまうことがあるとされています。

 主に「車間詰めてもよかろうもん」「信号守らんでもよかろうもん」「スマホ使ってもよかろうもん」といった意識があるようです。

 その中で、住民の中では「ウインカーを出さなくてもよかろうもん」というような特有の地元ルールが生まれてしまったのかもしれません。

 佐賀県では、地元特有の運転が問題視されていますが、本来ウインカーを出すタイミングはいつなのでしょうか。

 道路交通法では、交差点を曲がるときには右左折の30メートル手前でウインカーを出すことが定められています。

 また、車線変更をするときには進路変更の3秒前からウインカーを出すことが決められています。
 
 ウインカーを出さずに交差点を曲がったり進路変更をすると、対向車や自転車、歩行者に接触してしまう可能性が増すので正しいタイミングでウインカーを出すことが求められます。

正しいウインカーの使い方は?(画像引用:新潟県警察交通部「ひかるくんの安全」より)
正しいウインカーの使い方は?(画像引用:新潟県警察交通部「ひかるくんの安全」より)

 ちなみに、佐賀県のウインカー標識以外にも、全国にはユニークな道路標識が存在するようです。

 例えば、岡山県では「☆合図」というシンプルなワードが道路に描かれているそうです。
 
 こちらも交差点手前に設置されており、ドライバーにウインカーを出すことを促す目的があるそうです。

 地域ごとに運転マナーの課題は異なりますが、ユニークな標識による交通安全対策は全国的に広がっているようです。

※ ※ ※

 X(旧Twitter)上で話題になっていた佐賀県のウインカー標識は、地元特有の運転ルールを改善する目的で作られたものでした。

 地元特有のルールに惑わされず、正しい交通ルールのもとで運転することを心がけましょう。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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