デビュー8年! トヨタ「ルーミー」が絶好調! 人気の小型ハイトワゴン「どんな人」に売れてる!?
貴重な5ナンバーサイズの「ルーミー」は短納期も魅力!?
幅広いユーザーに支持されているルーミー、実際にどういった人が選んでいるのでしょうか。
首都圏のトヨタディーラーのセールスに話を伺いました。

「ルーミーは当店でも人気ありますね。
当社の『シエンタ』やホンダ『フリード』では予算オーバーだけど、ほとんどのグレードに両側電動スライドドアが装備されていて日常的に使いやすいサイズということで、クルマを通勤や保育園などの送迎に使う、子育て世代のママさんに人気があります。
さらに乗用車でありながら、大半のグレードの車両本体価格が200万円前後であり、なおかつ1か月から2か月程度で納車できる点も魅力だと思います。
人気のグレードは『G』の2WDモデルです」
また、別の販売店でもルーミーの人気ぶりを実感することとなります。
「これまでは軽自動車にお乗りだったお客様が『この価格で買えるなら』ということで、ルーミーに乗り換えられる傾向があります。
年齢層としては30代から40代の女性オーナーの方が多い印象です。
また50代後半の男性で、子育てが一段落して3列シートのミニバンはもう不要だけど、それなりの広さは欲しい、高速道路に乗ることもあるから軽ではなく小型乗用車がいい、といった理由でルーミーを選ばれる方もいらっしゃいますね。
いずれにしても、純正エアロパーツを装着してカスタマイズしたり、上級グレードにさまざまなオプションを付け加えるようなお客様はほぼいらっしゃいません。
人気のグレードは『G』の2WDモデルで、人気のボディカラーはパールホワイトIII(+3万3000円)です。
なかには『ボディカラーにはこだわりたい』ということで、定番の白やシルバー、黒を選ばず、プラムブラウンクリスタルマイカ(+3万3000円)やファイアークォーツレッドメタリックといった個性を重視するお客様もいらっしゃいます。
納期はグレードにもよりますが、少なくとも2か月以内にはお届けできます」
日常的に使いやすい小型ハイトワゴンのパッケージング、両側電動スライドドアをはじめとするツボを押さえた装備、最新の軽自動車と比較してもお手頃な価格、そして短納期。
一昔前には当たり前のように選択肢があったはずの小型ハイトワゴンカテゴリーなのに、あらゆる要素を網羅したクルマはいまやルーミーを含めてごくわずかとなってしまいました。
実用車として全方位にソツがないモデルとして、ルーミーは貴重な存在となっていることは確かなようです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。






























































































