14年ぶり復活! 三菱が「新型グランディス」世界初公開! 全長4.4m級“ちょうどいいサイズ”に精悍「ダイナミック顔」採用!? 新たな「家族向けモデル」欧州で今秋発売

三菱の欧州法人は2025年に、新型「グランディス」を発売すると発表しました。かつて日本でも販売されていた車名が復活することになります。

「グランディス」がOEMで復活へ

 三菱の欧州法人は2025年2月19日、年内に新型コンパクトSUVを2車種発売すると明らかにしました。同時にティザー映像も公開しています。
 
 このうち1モデルは新型「グランディス」として7月に発表予定としています。

三菱新型「グランディス」ティザー画像
三菱新型「グランディス」ティザー画像

 グランディスは1997年に登場したミディアムサイズミニバンです。初代は三菱が1980年代から販売していたミニバン「シャリオ」の後継モデルにあたり、「シャリオグランディス」というネーミングで登場しました。

 1990年代後半のミニバンブームのさなかにデビューし、非常にスタイリッシュなデザインや広々とした豪華な車内空間が爆発的にヒットし、販売台数ランキングでも上位を獲得。三菱の主力モデルへと成長します。

 2003年にはシャリオの名前を廃してフルモデルチェンジが実施され、時代を先取りしたような曲線的なデザインに加え、クロスオーバーSUV風のモデル投入など、斬新で独特なキャラクターを持つミニバンへと路線変更しました。

 一方2代目は初代ほどの人気は出ず、また初代の販売期間中に発覚した一連のリコール隠しなどから販売面は苦戦。日本では2009年に、ワールドワイドでも2011年に販売を終了しています。

 そして今回、およそ14年ぶりにグランディスの車名が復活することになりました。

 新型グランディスはヨーロッパ向けに開発されたCセグメントコンパクトSUVで、ルノーの5人乗りコンパクトSUV「シンビオズ」のOEMモデルです。

 ターゲットは若いファミリーで、広いスペースと多用途性を確保。デザインは三菱の最新デザイン「ダイナミックシールド」を採用し、さらに、新たなリアデザイン「ヘキサガードホライゾン」を取り入れ、室内空間と力強いデザインを強調します。

 パワートレインはマイルドハイブリッドおよびフルハイブリッドの2タイプが設定され、先進機能では高度な運転支援システム(ADAS)やGoogleの内蔵など最先端のコネクティビティを実現したといいます。

 ボディサイズは不明ですが、シンビオズは全長4413mm×全幅1797mm×全高1575mm、ホイールベース2638mmで、これと同等になるものと見られます。

 正式発表は7月を予定し、2025年の晩秋に発売予定です。なお、日本国内への導入に関しては特にアナウンスされていません。

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2件のコメント

  1. 昔シャリオ→グランディスロイヤルと乗ってた時期があったので、懐かしい名前だなぁ…海外だけど復活か!

    と思ったらSUVでOEM。
    後期のグランディスが海外展開車だったか知らんが、グランディス名乗る必要あんの?

    エクリプスクロスなんかも似た感じだけど新しい名前付けるのそんな面倒なのか?まぁカッコいい名前思いついても既に商標登録されてるとかあるだろうけど…。
    セグメントもタイプも全く違うのに過去の車を名乗るならブランディングも一からでしょう?数字でM◯◯とかにして一から育てていけよ。

    その内GTOやFTOも三菱SUVの名前になりそうだな。デリカをベースにアルファードみたいな高級ミニバンに仕立てたらディグニティとか。
    そこまでやれば最早サステナブルの域w

  2. 三菱自動車ファンだからこそ、言いにくいことを言いますが、やはり、名前の
    付け方には気おつけるべきだったのではないかと一般人目線では感じます。

    理由は明確で、これまでグランディスを大切に乗ってきたオーナーにショックを与えかねないからです。

    もちろん、今回発表される新型グランディスは、ヨーロッパ市場メインの車種として販売されると思いますが、ネットで海外の情報も知れる時代になった分、悪目立ちしてる部分も目に入りやすくなっています。

    2027年に販売予定の新型RVRは、久しぶりの純粋な三菱自動車の車になる可能性が高いので、凄く好印象ですが、それでも、先代のRVRが出たときは、スライドドアで、広びろとした室内等の魅力的なRVRの面影は一切無くて、三菱自動車の経営陣の考え方に不信感を覚えるほどショックを受けたのを今でも覚えています。

    海外などでは、エクスパンダーや、エクスフォースなどのネーミングがあるように、1から作り上げる車には、オリジナルネーミングを与えてみてはいかがでしょうか?

    素人なので、偉そうなことは、本当は言ってはいけないと思いますが、グランディスや、ギャラン、ディアマンテ等、これまで販売してきた車名を与える時は、その車の歴史や、開発思想にリスペクトして開発するのが本当の車造りのような気がします。

    私は、本当にこれからの三菱自動車の車造りに期待をしています

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