ヤマハが電動バイクで世界最高峰のレースに挑戦 EVの将来にも期待
ヤマハは東京モーターサイクルショーで発表した電動トライアルバイク「TY-E」で、7月に開催される世界選手権「TRIAL E クラス」への参戦を明らかにしました。
電動バイクで世界に挑戦、今後のEV展開に活かせるか!?
ヤマハが突如発表した電動トライアルバイク「TY-E」。その存在にも驚きましたが、なんと7月に開催される世界選手権「TRIAL E クラス」への参戦を明らかにしたから驚きます。
すでに試験段階を終え、世界最高峰の舞台で闘えるマシンにまで仕上がっているということです。
そもそもトライアルって!?
まず、「トライアル」というバイク競技について説明しておきましょう。この競技は、誰が先にゴールするかというレース競技ではなく、岩場や林、沢など自然の難関エリアを利用して作られた採点区間(セクション)を限られた時間内(60~80秒)に一人ずつ走り、いかに減点のないように走破し、減点が最も少ない、つまりミスが最も少ないライダーが勝者となる競技です。
減点は、地面に足を付いてしまったり、セクションの外へ出てしまうなどで、マシンが後退したり足つき中にエンジンが停止することもいけません。
たとえば日本グランプリでは全15セクションあり、そこで勝利を収めるには高度なライディングテクニックだけでなく、強いフィジカルとメンタル、そしてマシンの高い性能が求められます。