全長4.3m! 新型コンパクトスポーツ「ゴルフGTI」登場! 斬新「光るVWエンブレム」&265馬力「4気筒快速ターボ」採用! 丁度良いサイズの「世界のホットハッチ」を早速体感!

フォルクスワーゲン「ゴルフ」の現行改良型が発売されました。伝統のスポーツグレード「GTI」も継続設定され、さらに進化しています。一体どのようなクルマなのでしょうか。編集部Nが試乗してみました。

アップデートされた伝統のホットハッチ「ゴルフGTI」

 フォルクスワーゲンジャパンは2025年1月、新型「ゴルフ」を発売しました。2021年に通算8代目として登場した現行型の大幅改良モデルです。
 
 継続設定された伝統のスポーツモデル「GTI」もアップデートされ、一層魅力的になっています。どのようなクルマなのでしょうか。編集部が試乗してみました。

265馬力になった「ゴルフGTI」
265馬力になった「ゴルフGTI」

 ゴルフは1974年に登場しました。一般向けの実用的なクルマという役割を担いつつも、当時画期的だったFF(前輪駆動・横置きエンジン)プラットフォームの採用による広い室内や高い走行安定性などを特徴とします。

 登場から50年が経過してもなお、世界第一級のハッチバック車の“手本”となる存在で、各社の新車は現在もゴルフを研究して開発しているほか、世界累計では3700万台、日本だけでも100万台を販売したベストセラーモデルです。

 そんなゴルフですが、標準モデルの優等生ぶりはともかく、初代登場翌年にデビューした「GTI」の存在感も衝撃的なものだったのです。

 スポーティな赤いアクセントをたくわえたフロントフェイスは高性能さを予感させるもので、搭載された1.6リッターエンジンは、ボッシュ製の電子制御インジェクションを用い、当時としては非常にハイスペックな110馬力を発生。

 これにより、ポルシェなどの超高性能スポーツカーが群雄割拠していた西ドイツ(当時)本国のアウトバーンを堂々と走ることができる動力性能を発揮し、一躍人気モデルとなりました。

 以後、非常に堅実なゴルフと、そのスポーツモデル「GTI」というラインナップは継続されており、日本においてもGTIはホットハッチの最右翼として定着しました。また4代目からはさらにハイパフォーマンスな「R(登場当時はR32)」も用意しています。

 現行型は2021年に登場した8代目。コンパクトなボディサイズは維持しつつも、ガソリンモデルではマイルドハイブリッドを新設定し、デザインの一新、最新の運転支援システム/インフォテインメントシステムの採用などにより、正当な進化を遂げています。

 それから3年が経過したタイミングで、今回さらにブラッシュアップが図られました。

 フロントフェイスの装いも改め、日本では初採用のイルミネーション付き「VW」エンブレムを採用。フロントバンパーも新しくなり、リアバンパーやテールランプのデザインも変更されました。

 インテリアでは新世代のインフォテインメントシステム「MIB4」を採用。新たにApple CarPlayに加えて、Android Autoにも対応しました。

 12.9インチの大型ディスプレイは、照明付きのタッチスライドバーによる直感的なエアコン温度調整や音量調整が可能となったほか、より自然な会話で各種の調整や設定ができる「IDAボイスアシスタント」を採用しています。

 ガソリンモデルではパワートレインを一新し、3気筒エンジンから4気筒エンジンに変更。気筒休止システムも最適化され、48Vマイルドハイブリッドモデルではスターターオルタネーターの変更により出力向上などを図っています。

世界のホットハッチ「ゴルフGTI」乗ってみた印象?
世界のホットハッチ「ゴルフGTI」乗ってみた印象?

 そして改良ではGTIのアップデートもトピックです。今回編集部が試乗したのはこのGTIです。

 エクステリアではベースモデル同様にヘッドライトとバンパーが変更されましたが、ロアグリル周辺は、ハニカムデザインが引き立つスポーティな雰囲気に一新。イルミネーション付きVWエンブレムと合わせ、さらに精悍な印象になっています。

 ボディサイドは伝統のレッドラインを引き続き採用されましたが、目をひくのは新たなホイールです。オプションで用意される「Queentown」という19インチホイールは、5代目のGTIをオマージュしたという5ホールデザインを採用。

 大径の赤いブレーキキャリパーも強調され、ハイパフォーマンス性能の期待を高めてくれるデザインです。ただし過激さは少なく、ボディカラーの「キングズレッド」もややダークな雰囲気のメタリックで、ちょっと大人なスポーツカーといった印象です。

 インテリアのアップデートはベースモデル同様ですが、最新のMIB4は大画面でかつエアコンの温度調整や、オーディオのコントロールもしやすく、またよく使う項目をお気に入り設定できることから使い勝手の良さを感じられました。

 またGTIの伝統でもあるチェック柄のシートは、懐かしいフォントの「GTI」の刺繍もあり、シックさとファッショナブルさを見事に両立。オプションではシートベンチレーション付きのレザーシートも設定し、豪華仕様に変更することも可能です。

【画像】超カッコイイ! これが世界のホットハッチ「ゴルフGTI」です! 画像で見る(50枚)

【2025年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー