尾道~広島直結へ「福山本郷道路」さらに前進!? 渋滞の国道2号を“信号ゼロ”化 「三原~本郷」工区で概略ルート決定へ

尾道から広島方面への高規格バイパスとなる「福山本郷道路」が、全通に向けてさらに前進していきます。一体どのような道路で、どこまで進んでいるのでしょうか。

山陽道直結まで残り1工区に

 尾道から広島方面への高規格バイパスとなる「福山本郷道路」が、全通に向けてさらに前進しはじめました。
 
 一体どのような道路で、どこまで進んでいるのでしょうか。

大渋滞となる三原周辺の国道2号(画像:国土交通省)。
大渋滞となる三原周辺の国道2号(画像:国土交通省)。

 山陽地方のほぼ唯一の東西軸を担う、国道2号。一般道の大動脈ですが、一部はいまだに旧態依然とした狭い2車線道路で、生活道路の域を出ません。当然渋滞が発生し、信号待ちを発端として慢性的な大混雑に悩んでいる区間も多く存在します。

 そこで、高架による信号ゼロを基本としたバイパスが、各地で整備進行中です。

 その中のひとつが「福山本郷道路」です。しまなみ海道が分岐する「西瀬戸尾道IC」から三原を経由して、山陽道「本郷IC」へ到達するものです。

 尾道・三原エリアは観光地や重要港湾を抱えているものの、山陽道からは遠く離れていて、特に広島方面へのアクセスに乏しい状況です。

 尾道~糸崎~三原の市街地は2021年までにバイパスが全通していますが、そこから山陽道までが事業化すらしていません。

 ここがつながれば、広島空港や広島市街へ直結を果たすこととなり、悲願の「信号ゼロ」移動が実現します。

 さて、その残り10km弱の未事業化区間が、2024年12月にいよいよ三原側の工区について、具体化へ話が動きだしました。概略ルートを決定する「計画段階評価」のスタートです。

 計画段階評価は基本的に、2回の地域アンケートを中心に進められます。1回目は地域課題の抽出で、2回目は3つ程度の概略ルート案から1つに絞り込みます。

 その1回目の計画段階評価に向けて、12月23日の中国地方小委員会で事前調整がおこなわれました。近いうちに地域アンケートが始まることとなります。

 概略ルートを決める工区は、国道2号の本郷地区までの約7km。ちょうどJR本郷駅を中心とした市街が広がるエリアまでです。

 そこから先は国道2号現道から分岐し、進路を北西へ変えて、JR山陽本線とともに山陽道本郷ICまで向かいます。この工区は、今回の計画段階評価の対象外です。

 ひとまず国道2号の機能強化として進められる「三原~本郷」工区。おそらく概略ルート案は、新ルート複数または現道拡幅などが挙げられることとなりそうです。今後の動向に注目です。

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Writer: くるまのニュース編集部

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