最新「自動車盗難数」発表! 年間6000件超え!? ワースト1は愛知で866台、なぜ? 国産スポーツカーよりも狙われやすい車種は? 対策は?
検挙率は盗難台数に反比例する? オーナー必見の対策方法とは?
自動車の盗難関して、「警察がほとんど動いてくれない…」と不満を持つ人は少なくないと思いますが、実際はどうなのでしょうか。
それは自動車盗の都道府県別検挙率の数字を見れば一目瞭然です。
2023年の全国平均が42.7%のところ、2024年は44.1%とわずかに増加しましたがこの数字はあくまで全都道府県の平均値であるためあまり参考になりません。
都道府県によって大きな違いがあるためでたとえば2024年最も盗難が少なかった島根県は1年でわずか3件。
もっとも多い愛知県は866件と凄まじい差があります。
島根の検挙率は2024年100%を超えていましたが、愛知県は19.5%と島根の約1/5です。
全体の傾向として自動車盗難の捜査はとても時間や手間がかかるため盗難認知件数が多い県は検挙率も低くなります。
いっぽう、盗難台数上位の県でも検挙率が大幅に上がった県もあります。茨城、埼玉、千葉の3件です。
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茨城県73.4 (39.3)
埼玉 67.1(21.4)
千葉 46.9(25.5)
※()内は2023年の検挙率
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かつては自動車盗ワースト1位が続いていた茨城県は近年、その数を大幅に減らしさらに検挙率も大きくあがっています。
埼玉県の前年の21.4%→67.1%に上がっていることも注目です。

では、盗まれやすい車種のオーナーは、どのような防犯対策をすれば良いのでしょうか。
警察庁が毎年公表している車名別盗難車ランキング。
2024年はまだ発表されていませんが、盗難車に関する情報サイトやSNSなどの情報を総合すると、おそらくトヨタ「ランドクルーザー」が1位になるのではないかと予想されます。
その根拠は前述した盗難情報掲示板(クルマやバイクの盗難被害や怪しい外国人の情報を発信)の数字です。
あくまでも被害者がSNSに投稿した件数がベースとなりますが、ランドクルーザー(プラド含む)の盗難台数は2023年38台→2024年131台と大幅増加しており、2025年に入ってからも1月1日~2月10日までに16台のランドクルーザー盗難報告が上がっています。
なかでも特に多いのはプラド(150系)です。2024年は131台のランドクルーザーのうち、100台がプラドという結果になりました。
プラドにはトヨタ純正のCANインベーダー対策「トヨタセキュリティシステム」が標準装備されていません。
ディーラーで後付けは可能。しかも1万7000円台と安価で、「防盗効果はかなり高い」という評判も。
そのため盗難の多い地域に住んでいる人は取付けをお勧めします。
しかしこの対策もあくまでもCANインベーダー限定です。
GAME BOYなど最新のキーエミュレータには効果がないので気を付けてください。


































