高速道路の「右ルート」「左ルート」なぜ分かれる? 謎の「左右分岐」どっちが早く着くの? “設置の理由”と、左ルートじゃないと「入れない施設」とは
高速道路には、「右ルート」と「左ルート」に分かれている区間があります。どちらを選んでも同じ方向へ向かい、最終的には合流し、所要時間も同じなのに、なぜ分かれているのでしょうか。
「右ルート」と「左ルート」どっちに行くべき?
高速道路には、「右ルート」と「左ルート」に分かれている区間が存在します。
しかしどちらを選んでも同じ方向へ向かい、最終的には合流するので、所要時間も大差ないことが大半。
では一体なぜルートを分ける必要があるのでしょうか。

2025年現在、右ルートと左ルートに分かれている高速道路は、「東名高速道路下り線の大井松田IC~御殿場IC」、「東名高速道路上り線の焼津IC~静岡IC」、「名神高速道路下り線の京都南IC~茨木IC」、「名神高速道路上り線の茨木IC~京都南IC」、そして「中央自動車道下り線の上野原IC~大月IC」の5区間です。
この5区間の共通点は、交通量が多いうえにカーブも多く、渋滞が発生しやすいこと。
つまり結論から言ってしまうと、右ルートと左ルートに分かれている理由は、渋滞の解消が目的なのです。
東名高速道路の大井松田IC~御殿場ICを例に挙げると、従来は上下線とも2車線でしたが、交通量の増加に対応するため、それまでの下り線を左ルート、それまでの上り線を下り線の右ルートに転換しました。
これにより、下り線が左右のルートそれぞれ2車線の計4車線に増え、さらに上り線が新たに3車線で造られたことで、上下線ともに車線が増加したのです。
ほかの4区間も共通して、工事の難易度や用地の確保など課題が多かったことから、「すでに敷設した道路をそのまま使用しつつ、同じルートを通る道路を新しく建設する」という手法を取ることで、右ルートと左ルートに分かれる道路ができあがっています。

なお、右ルートと左ルートの分岐に差し掛かったときは、基本的にどちらのルートを選んでも問題ありません。
ただし、東名高速道路下り線の大井松田IC~御殿場ICの間にある「鮎沢PA」と、名神高速道路の「大山崎JCT・IC」は、左ルートからしかアクセスできないため、利用する際は左ルートを選択しましょう。
先述のように、基本的に所要時間に大きな差はありませんが、その構造上、追い越し車線を走行しているクルマが右ルートへ、走行車線を走行しているクルマが左ルートへと流れやすいため、比較的速度の速いクルマが右ルートへ流れやすい、という話もあります。
また、「左ルートからしかアクセスできない施設のある道路では、左ルートの交通量が増えるのではないか」と考えられるものの、現在のところ所要時間に大きく影響は見られないようです。
以前県外へ日帰りで行った時の事、行き帰りとも高速バスだったのですがどこかでちらりと見たような気がします。が実際はどっちのほうが早くつくのか知りたいです。
旧東名御殿場、中央道談合坂近辺
古い二車線路線を拡幅したときに、こうなりますね。旧トンネル潰すのもったいないし。
近々、小仏トンネル区間もこうなるんじゃないですかね
東名下りに於いては、実体験上右ルートの方が早く着きます。
理由の一つとしては左ルートは大型を含むトラックが多く走行している為です。
対して右ルートは普通乗用車が多く安定した速度で走行しているからです。
私は必ず右ルート
そして二車線の左側をゆったり走ります
追い越し車線の延長なので速い車が煽ることなく抜かしてくれます
でも左ルートはトラックが多くて速度もまちまちで追い越さなければならないのが多々ある
運転がいまいちな人が多くてやたらと煽ってくる
一度だけ左ルートを使った事があるがストレス溜まった