意外と誰も知らない!? 信号機が「青・黄・赤」の並び順になった「納得の理由」とは 青が右側じゃダメなの? 間違えると「事故多発」だった

信号機の灯火の並び順は、横並びの場合、左から青色→黄色→赤色という配置になっています。なぜそういう順番になったのでしょうか。

信号機の素朴な疑問

「信号機を画用紙に描いてください」と言われて、あなたは正しく描くことができるでしょうか。
 
 最大の悩みどころは、「青信号が左なのか右なのか」という並び順かもしれません。

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 信号機の灯火の並び順は、横並びの場合、左から青色→黄色→赤色という配置になっています。

 では、なぜ日本の信号機は、「青黄赤」という順番になったのでしょうか。なぜ逆の並び順ではダメだったのでしょうか。

 大手信号機メーカーOBはこの背景について「赤信号ができるだけ隠れないようにするため」だと話します。

「街路樹の枝が伸びてくると、どうしても手入れが追いつかない場合、路端側(向かって左側)から信号の灯火が覆い隠されていってしまいます。

 青信号が隠れてしまうより、赤信号が隠れてしまうことのほうが、危険です。

 青信号が隠れていても、そのまま進行しても衝突は起きませんが、赤信号が隠れていて、迷ったあげく進行することで、交差方向のクルマとのあいだで事故多発する危険があります。

 そうした背景から、赤信号のほうが『隠れるリスク』を低くするため、路端から離れた右側に配置しているのです」

 世界を見渡すと、バングラデシュやイランをはじめ横向きの信号機を採用している国は、やはり赤が道路の中心側。

 また台湾や韓国では、日本とは逆で右側通行です。信号機は「赤黄青」と、日本とは逆の配置。やはりこれも「赤信号を路端から離したい」という意図があるのかもしれません。

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Writer: くるまのニュース編集部

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