スバルは2024年12月12日、ステーションワゴン「レヴォーグ」の一部改良モデルおよび「STI Sport R EX」をベースとした新たな特別仕様車「STI Sport R-Black Limited」を発表しました。

　レヴォーグは、スバルが長年にわたって培ってきたグランドツーリングのDNAを継承し、最新技術を駆使して進化したステーションワゴンです。

　その特徴は、先進的な安全性能、スポーティな走行性能、そしてワゴンならではの実用性を兼ね備えたところにあります。

　今回の改良では、いくつかのグレードでインテリアデザインが変更されました。

「Smart Edition EX」には「GT-H EX」のインテリアが採用され、より高級感が増しています。

　また、「Black Interior Selection」では、ブラックルーフおよびピラートリムが装備され、落ち着いた大人の雰囲気を持つデザインが実現されています。

　さらに、「STI Sport EX」と「STI Sport R EX」では、ボルドー／ブラック本革シートの配色が変更され、よりスポーティな印象を与えるとともに、一体感のあるインテリアに仕上げられています。

　運転支援に関連する装備では、「ドライバーモニタリングシステム」と「ドライバー異常時対応システム」の連携強化が施されました。

　従来は長時間のステアリング無操作に対応していましたが、新たにドライバーのわき見、居眠り検出でも作動し、安全運転を促します。

　また、パルスブレーキやコーストダウン（惰性走行）の機能が追加されたほか、システム作動によるハザードランプ点滅のタイミングを、減速制御開始と同時に変更しました。

　ほかにも、アイサイトの「車両中央維持制御」と「先行車追従操舵制御」が改良され、直線道路では軽めの操舵感を提供し、急カーブや白線付近では重めの操舵感を提供することで、より安心で快適なドライブが可能になりました。

　今回新たに設定された特別仕様車のSTI Sport R-Black Limitedは、2.4リッター直噴ターボモデルのSTI Sport R EXをベースとし、エクステリアとインテリアの両面で一層スポーティな印象を強調しています。

　エクステリアでは、ドアミラーやルーフアンテナがブラック仕上げとなり、スポーティで洗練された印象を与えています。

　インテリアでは、インパネミッドトリムとドアトリムがスエード調に変更され、ブラックのRECAROフロントシート（STIロゴ入り）が採用されています。さらに運転席には8ウェイパワーシートを搭載し、好みのシート位置に設定することが可能です。

　このモデルは、より上質なスポーティさを追求し、レヴォーグの新たな魅力を引き立てる仕様となっています。

　レヴォーグ一部改良モデルの価格（消費税込）は、1.8リッター直噴ターボモデルが363万円から441万1000円。2.4リッター直噴ターボモデルが509万3000円です。特別仕様車「STI Sport R-Black Limited」は、536万8000円です。

　なお、1.8リッター直噴ターボモデルはレギュラーガソリン仕様ですが、2.4リッター直噴ターボモデルはハイオク仕様となっています。