マツダ、CX-8が受注台数を伸ばしている理由とは 月間計画販売台数の10倍受注
今後3列シートSUV市場は広がるか?
近年ではSUVの人気が長く続いており、その人気のジャンルに新たなバリエーションが追加される傾向にあります。
現に昨年12月、CX-8と同じタイミングでレクサス・RXに7人乗りのロングバージョンが追加されています。しかし、価格が7,690,000円と高価であり、市場の拡大に直接影響するモデルとは言えないでしょう。
やはり市場の拡大を狙うのであれば、ミニバンに匹敵する室内空間を持ちながら、ミニバンと同等の価格帯の車両をリリースするしかありません。
そういった点では、北米市場向けに販売しているCX-9をベースに日本国内専売車のCX-8を仕立てたマツダの戦略がハマったと言えます。
トヨタや日産も北米市場には同サイズの3列シートSUVが存在していますので、これを日本向けに上手くリファインできれば面白いかもしれません。
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Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。