マツダ、CX-8が受注台数を伸ばしている理由とは 月間計画販売台数の10倍受注
昨年9月の発表からの累計受注台数が1万台を超えているマツダ「CX-8」は、3列SUV市場の牽引役になれるのでしょうか?
絶好調の3列シートSUV、マツダ・CX-8。他メーカーも追従する?
昨年12月14日に発売を開始したマツダの国内フラッグシップSUVであるCX-8は、発売前の約3か月(9月14日から予約開始~12月10日)で、月間販売計画台数1,200台の約6倍となる7,362台もの受注を集めたことが話題となりました。
さらに1月15日時点では累計受注台数が12,042台と、発売後にさらに大幅に台数を伸ばし、月間販売台数の10倍という驚異的な数値をマークしています。
すでにマツダは新規でのミニバンの開発を凍結しており、熱心なマツダファンが3列シートミニバンの代わりに購入することはある程度予想できていましたが、9月の発表から累計受注台数が4ヶ月で12,042台というのは圧倒的な数字です。
なぜCX-8は人気を集めたのか?
では、なぜこれほどCX-8が人気を集めたのでしょうか? 実は、3列シートを備えたSUVというのはCX-8が初めてではありません。
しかし、「300万円台前半から購入できて、3列目もしっかり座れて、走りも良い(トルクフルなディーゼルエンジン搭載)」という要素を兼ね備えたモデルがなかったのも事実です。
例えば、日産・エクストレイルは一部に3列シート車がありますが、かなりミニマムでエマージェンシー用といった状態ですし、三菱・アウトランダーはPHEVには設定がなく、ガソリン車のみです。
トヨタ・ランドクルーザーやプラドは400万円前後から設定されています。
CX-8は、3,196,800円~という価格で購入できるという点も見逃せません。この価格帯は、ノア/ヴォクシーのHYBRID G(中間グレード)の3,142,800円とほぼ同等の価格であり、この価格でフラッグシップSUVが購入できるというのもポイントと言えるでしょう。