「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路

仙台市東部にある、国道4号仙台バイパスの「箱堤交差点」で、信号スルーを実現する立体交差工事が、完成秒読みとなっています。

「送り出し架設工法」で架橋

 仙台市東部にある、国道4号仙台バイパスの「箱堤交差点」で、信号スルーを実現する立体交差工事が、完成秒読みとなっています。

箱堤交差点(画像:国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所)
箱堤交差点(画像:国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所)

 仙台バイパスは、仙台市街の大動脈ともいえる重要交通網を担っていて、交通量は1日あたり8万2000台以上を誇り、東北最大となっています。

 そんな交通量なので、信号待ちは大渋滞の根本原因になっていました。そこで、6車線拡幅したうえで主要交差点を立体交差にする「仙台拡幅」事業が進められてきました。

 苦竹立体を含む小鶴地区で2007年、北側の鶴ヶ谷地区で2020年に完成。残る南側の工区が、箱堤交差点を中心とする工区です。

 この箱堤交差点は「日本一大きい」と称されるほど大規模な構造です。国道4号側は「11車線」、交差する都市計画道路は「9車線」というすさまじいスケール。右折レーンだけで3車線あります。

 当然ながら空前の大渋滞スポットであり、混雑時の平均時速は10キロ台のノロノロ運転を強いられるほか、死傷事故率は管轄エリア国道平均の約10倍。事故の92%が追突です。

 この工区では、箱堤交差点を中心として約1.4kmを新たに高架新設します。苦竹IC南側からさらに高架が延伸してくる形です。

 悲願とも言える仙台拡幅の総仕上げ「箱堤交差点立体化」ですが、完成時期は「2024年度」つまり、来年3月までには完成となる、ほぼ仕上げ工事の状態にまで達しています。

 2023年1月には、交差点をひとまたぎする橋桁を、一晩で一気に架けるという大工事を完了させました。交差点の風景は一変し、ことし10月時点ですでに舗装も終わり、あとは区画線や標識設置などが残るのみです。

 11月22日時点で、まだ開通日は発表されていませんが、もはや時間の問題でしょう。中央卸売市場やトラックターミナルなどを抱え、迅速な輸送に課題を抱えていた「悪名高い交差点」が、大変貌を迎えます。

【画像】超便利!? これが壮大な「日本一の交差点」立体化計画の全貌です(22枚)

まさか自分のクルマが… 高級外車のような超高音質にできるとっておきの方法を見る!

画像ギャラリー

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー