トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
トヨタはかつて、とあるスポーツカーの前身として、超ロングノーズかつワイド、そして透明なボンネットが特徴的なモデルを披露していました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
トヨタが生みだした究極のスーパーカーとは?
トヨタ「スープラ」は、トヨタを代表するスポーツカーの1つです。
現在は2019年に発売された5代目、いわゆる「GRスープラ」が現役モデルですが、このGRスープラの基になったコンセプトモデルがありました。
それが2014年に発表された「FT-1」です。
FT-1は、トヨタが201年1月の北米国際自動車ショーで発表したコンセプトカーです。
当時のトヨタは「よりエモーショナルでお客様をワクワクドキドキさせるスポーツカー」の開発に着手しており、FT-1はその可能性の1つとしてデザインされました。
注目を集めたのは、米国トヨタのデザイン部門による美しいエクステリア。
超ロングノーズのボディは、全体的に流れるようなラインを描いているのが特徴。
ボンネットは一部透明になっており、エンジンが見えるようになっています。
加えて、フロントフェンダーはF1マシンのように、中央がやや突き出したような形になっており、やや吊り上がったヘッドライトがスタイリッシュさを引き上げています。
流れるようなデザインのサイド部分には、ダイナミックな形状のエアインテークを装備。
リアには可動式のリアウイングを備えていました。
また、サイドドアから上部に伸びるサイドミラーは、一般的なサイドミラーとは異なる飴細工のような形になっており、非常に個性的なデザインとなっています。
ほかにも、F1マシンのようなステアリングを備え、三角形モチーフのメーターを装備したインテリアも魅力的です。
エンジンスペックなどの発表はありませんでしたが、レースゲームの「グランツーリスモ6」の追加データとして、FT-1の車両データが登場。
ゲーム内データでは、最高出力493psのエンジンが搭載されていました。
実際にFT-1が発表された際は、「これが次期スープラなのでは」と多くの噂が飛び交いましたが、予想通り2018年にFT-1をベースとしたコンセプトモデル「GR Supra Racing Concept」が登場。
そこから市販化も発表され、2019年にGRスープラとして市場にデビューしました。
GRスープラはさすがに「FT-1」のままで登場とはなりませんでしたが、随所に面影を残す形で市販化。
FT-1のスタイリングが好みだった人も納得のデキだったといいます。
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