日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場

2024年11月11日にマセラティ ジャパンは、日本のみで限定販売される2タイプの「MC20 チェロ スペシャルエディション」を発表しました。はたして、どのようなクルマなのでしょうか。

日本専用の「MRスポーツカー」!

 2024年11月11日、マセラティ ジャパンは日本限定発売の2タイプの「MC20 チェロ スペシャルエディション」を発表しました。

「ネットゥーノ」エンジン搭載!
「ネットゥーノ」エンジン搭載!

 現在はステランティスの傘下となるイタリアの高級スポーツカーブランド「マセラティ」が、2020年9月にデビューさせたスーパーカーが「MC20」です。

 MC20は、マセラティでは22年ぶりとなる「ネットゥーノ」と呼ばれる自社開発エンジンを搭載しています。このエンジンは、最高出力630馬力を発生する3.0リッターV型6気筒ツインターボで、8速DCTを介して後輪を駆動します。

 ボディサイズは、全長4669mm × 全幅1965mm × 全高1224mm、車名の由来は、Mはマセラティ、Cはイタリア語でレーシングを意味する“コルセ”、20はマセラティが2020年を「新時代の幕開け」としたことからきているようです。

 MC20 チェロ スペシャルエディションは、マセラティのモータースポーツを代表する青と赤の2つのボディカラーが設定され、青は「MC20 チェロ ブルー インフィニート」、赤は「MC20 チェロ ロッソ ヴィンチェンテ」の2つのモデルを展開しています。

 チェロとはイタリア語で空を意味する言葉で、青と赤はマセラティのロゴに使用されている配色となっています。青は、マセラティ発祥の地となるボローニャ市の紋章に使われています。

 マセラティのブランド設立は1914年で、それ以降のモータースポーツでは多くのマセラティのレーシングカーに赤と青を基調としたボディカラーが伝統的に採用し続けています。

 イタリア語で“無限の青”という意味を持つ「ブルー インフィニート」の名が与えられたMC20 チェロは、1950年代後半の名車「250F T3 ”ピッコロ”」が採用していたエクステリアデザインを、現在のMC20に落とし込んで再現した特別なモデルとなっています。

 こちらは、ブルーのボディに白色のバードケージデザインを描き、フロントグリルやCピラーのマセラティのエンブレム“トライデントバッジ”も白で統一させ、「高潔で純粋なレーシングDNA」とマセラティが伝えるデザインで仕上げています。

 “勝利の赤”を意味する「ロッソ ヴィンチェンテ」は、前述同様に名車「350S」にインスピレーションを受けたもので、赤を基調とするボディにボンネットからエンジンフードに続くソリッドホワイトと、プルーパステルのトリプルストライプを配し、ルーフ格納部分にソリッドグレーの大きなロゴを描いています。

 この2タイプのMC20 チェロ スペシャルエディションは、それぞれ2台ずつの限定販売となり、2025年1月以降のデリバリーを予定しているとのことです。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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