ホンダ、グローバルでイノベーターと協業し新しい技術の研究を進める
加速する自動車メーカーの投資
自動車メーカーは、近年ベンチャー企業などへの投資が加速しています。
トヨタは、2016年に人工知能技術の研究・開発の拠点として、新会社「TOYOTA RESEARCH INSTITUTE, INC.」を、米国カリフォルニア州の通称“シリコンバレー”に設立し、5年間で約10億ドルを投入しています。2017年には1億ドルを投じ、ベンチャー企業への投資を目的としたベンチャーキャピタルファンドを設立すると公表しました。
9日には、ルノー・日産自動車・三菱自動車もオープンイノベーションを支援する企業ベンチャーキャピタルファンド「アライアンス・ベンチャーズ(Alliance Ventures)」を設立し、今後5年間で最大10億ドルを投資すると発表しています。
新ファンドには、ルノー、日産自動車はそれぞれ40%ずつ、三菱自動車は20%を共同出資し、投資判断や業績管理を行う専門の投資委員会を設置する予定です。
今後も自動車メーカーは、全固定電池や自動運転、AIなど新しい技術を研究開発するベンチャー企業などへの投資が加速しそうです。