首都高「八重洲線」異例の「10年間通行止め」へ!? 都心の高速が「大変貌」はじまる! いよいよ「首都高地下化&新トンネル建設」本格化
首都高は2024年11月12日、神田南JCTと西銀座JCTをむすぶ「首都高八重洲線」について、2025年4月上旬から2035年度まで、約10年間にわたって「通行止め」にすると発表しました。
「新京橋連結路」など工事が本格化
首都高は2024年11月12日、神田南JCTと西銀座JCTをむすぶ「首都高八重洲線」について、2025年4月上旬から2035年度まで、約10年間にわたって「通行止め」にすると発表しました。
首都高八重洲線は総延長1.9 km。都心環状線の神田南JCTから南へ分岐して地下へもぐり、JR東京駅の東側(八重洲口)の地下を抜けたあと、一気に高架になって、西銀座JCTで東京高速道路(KK線)へ直結します。
東京駅に直結する貴重な路線で、「神田~銀座~新橋~汐留」という利用者も多く、都心環状線の抜け道としても活用されていました。
さて、都心環状線は日本橋川区間で「地下化事業」が開始され、2024年からトンネル本体工事が始まりました。地下化にともない、江戸橋JCTのランプは廃止され、神田~江戸橋~京橋というルートで移動できなくなります。
その代わりの新ルートとして、丸の内~京橋を新たに地下でつなぐ「新京橋連結路」が新たに整備されることになっています。
開通は2035年度の計画で、開通すれば神田~八重洲~京橋というルートで汐留方面へ抜けていくこととなります。
さて、その工事がいよいよ本格化するのに伴い、新ルートの一部を構成する八重洲線も、大規模な作り替えが必要となりました。
そのため今回、異例の「2025年4月~2035年度」という長期通行止めが発表されたのです。
八重洲線の「通行止め解除」は、「新京橋連結路」の開通と同時の予定です(2035年度)。
ちなみに、八重洲線が現在直通している「KK線」は、2025年4月に廃止となります。廃止後は、歩行者専用の高架緑道「Tokyo Sky Corridor」として再整備される計画です。
首都高は「新たな都心環状ルートが整備されるまでの間、都心環状線の内回り・外回りをご利用いただけます。お客さまには大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします」としています。
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