「55万円」以上オトクな日産の新「軽ワゴン」登場! 「国内シェアナンバー1」の静音モデルに乗って分かった“軽の概念”を覆す「サクラ」の実力とは?

2024年6月に日産は「サクラ」の一部改良モデルを発売しました。デビュー当初から国内EVシェアナンバー1を誇る同車ですが、試乗して分かった実力とは一体どのようなものなのでしょうか。

国内EVシェアナンバー1の理由とは?

 2024年6月に日産は、軽自動車のEV(電気自動車)モデルである「サクラ」の一部改良モデルを発売しました。
 
 これにより初めてのアップデートを受けた同車ですが、デビューして以降これまで国内EV販売でナンバー1を獲得し続けてきました。
 
 今回はそんなサクラの最新モデルに試乗したのですが、そこから分かった実力とは一体どのようなものなのでしょうか。

国内EVシェアナンバー1の日産「サクラ」の魅力とは?
国内EVシェアナンバー1の日産「サクラ」の魅力とは?

 サクラは、日産初の軽ハイトワゴンEVとして2022年に登場しました。

 車名には、日本で最も親しみやすく愛されている花の「桜」に由来し、いつでも一緒に思い出を作っていくパートナーのようなクルマになって欲しいという想いが込められています。

 軽自動車独自の小回り性能に加え、2010年に世界初の量販EVとして登場した「リーフ」の開発で培った技術がフル投入されました。

 EVならではの静粛性や力強くなめらかな加速がユーザーの心を射貫き、国内のEV販売ランキングにおいては、デビュー年の2022年度以降からずっと首位を獲得。

 2024年度上記国内EV販売においても約1万100台とトップを記録し、約34%のEVシェアを誇るほどの人気を博しています。

 実際にユーザーから寄せられたサクラのお気に入りポイントについて、チーフマーケティングマネージャーの近藤さんは、

「国や地方からの補助金があること、自宅で簡単に充電ができる利便性、ランニングコストの安さ、そして車内が非常に静かだということと運転のしやすさ。

 この5つが、お客様の気に入ったポイントとしてローンチから変わらず挙げられています」

 と語っていました。

燃費20km/lの軽自動車との比較で、月750km走行、ガソリン単価175円、電気単価31円/kWhとした場合、5年間で約30万円もランニングコストがオトクになるとのこと。
燃費20km/lの軽自動車との比較で、月750km走行、ガソリン単価175円、電気単価31円/kWhとした場合、5年間で約30万円もランニングコストがオトクになるとのこと。

補助金に関しては、価格(消費税込み)259万9300円から308万2200円で展開されているのに対して、全グレードに55万円の補助金(令和5年度補正予算クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)が国から支給されるのは大きな魅力です。

 さらに、各自治体によってはさらに補助金がプラスされるとのこと。

 つまり実質200万円前後からサクラを購入することができ、一気にEVが身近な存在となったと感じさせます。

 またランニングコストにおいても、同サイズのガソリン軽自動車と比較して消耗部品が少なくメンテナンスコストが抑えられるうえ、エネルギーコストも大幅に圧縮できるといいます。

 これらのメリットから、個人のユーザー以外にも自治体や法人でも活用されており、サステナビリティの推進に一役買っているようです。

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