三菱「新型パジェロ“ミニ”」いつ出る!? 伝説的「軽SUV」復活なるか? 精悍「カクカクボディ」の「ジムニー」“対抗馬”登場の可能性とは
2012年に生産を終えた三菱の軽SUV「パジェロミニ」に、復活の噂が流れているようです。スズキ「ジムニー」の対抗馬として、ふたたび登場することはあるのでしょうか。
日産との共同開発で「パジェロミニ」が復活する!?
大小さまざまなSUVがあるなか、スズキの軽SUV「ジムニー」は世界最小の本格四輪駆動車として独自の地位を確立しています。そんなジムニーのライバル車として、かつて三菱自動車工業(以下、三菱)は「パジェロミニ」を発売していました。
2012年に生産を終え、すでに12年が経過していますが、ふたたび復活するのではとの噂がささやかれています。いったい新型パジェロミニは、どのようなクルマになるのでしょうか。
かつてパリ・ダカールラリーを席巻し、三菱のいち時代を築き上げた本格四輪駆動車「パジェロ」の名前は知っていても、パジェロ“スポーツ”は知らないという人も多いと思います。
三菱のミッドサイズSUV「パジェロスポーツ」は、日本でも初代モデルが「チャレンジャー」の名称で販売されていたので「それなら覚えている」という人もいるかもしれません。
日本での販売が終了した後、製造拠点を海外に移して販売を継続。パジェロスポーツは現在、3代目モデルが販売されています。
そして先頃、4代目モデルと目される試作車が目撃され、「この4代目は日本でも販売されるのでは?」「車名はチャレンジャーか!?」などとウワサになりました。
いっぽうで、2020年に国内で販売を終えたパジェロも、ピックアップトラックの「トライトン」をベースに新たに開発されているとまことしやかにささやかれており、パジェロシリーズの復活に向けた動きには、大きな注目が集まっています。
そんな三菱の代表的ブランド“パジェロ”が復活するならば、やはりパジェロ兄弟の末弟「パジェロミニ」の復活もあるのか、気になるところ。
パジェロミニは軽自動車規格のSUVで、兄貴分のパジェロに先んじてビルトインラダーフレームを採用。他にもパジェロの技術が多く注ぎ込まれ、高い走破性を有しつつ快適性や使い勝手を確保したバランスの良さで人気を博しました。
2代目パジェロミニの販売開始から12年を経て販売台数が落ち、また「歩行者頭部保護基準」に対応できなかったこともあって、2012年6月に生産を終了。後継モデルは開発されず、パジェロミニの名前は途絶えます。
しかし近年になってデザインや性能が再評価され、中古車は高い人気と価格を維持。多くのファンから後継モデルの登場が待ち望まれています。
これまでにも幾度かパジェロミニ復活のウワサは流れましたが、今回は先の4代目パジェロスポーツ(チャレンジャー)や本家パジェロ復活の話もあり、信憑性は高いと評されています。
最新のウワサによれば、新型パジェロミニ(あるいは後継車)は、日産自動車と三菱自動車の共同会社「NMKV(Nissan Mitsubishi Kei Vehicle)」にて開発が行われているとささやかれています。
日産「デイズ」や三菱「eKワゴン」と同じCMF-Aプラットフォームを採用したSUVで、真偽のほどは不明ですが三菱版に加え日産版(エクストレイル“ミニ”!?)が存在するとも。
駆動方式は先代までのFR/セレクト4WDではなく、FF/4WDを設定。パワートレーンに自然吸気エンジンとターボエンジンの両方を設定し、全車がマイルドハイブリッドを備え、高い燃費性能を有していると推測されます。
実現すれば日産にとっても「KIX(キックス)」以来の軽SUVが復活することになり、こちらも話題となるでしょう。
新型パジェロの発表は2026年と予想されており、パジェロミニは新型パジェロに先立つ形で2025年にも発表されるのではないかと目されています。
ただしeKワゴンやeKクロス、そして売り上げが好調な「デリカミニ」との調整は必須で、こちらに難航すると発表は大きく伸びるかもしれません。
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[筆者:糸井 賢一]
多分出してもまたekのプラットフォーム使った適当な物になるだろう。 三菱日産がリスク犯してシャーシからは絶対作らない。
DAYS、eKワゴンのプラットフォームやボディの大部分を流用でも構わないが、パジェロミニを名乗るからには高い悪路走破性能を備えないと、過去のブランドイメージも消えてしまうので、三菱にはちゃんとした物を出して貰いたいものだ。