日産が600万円超えの「“豪華”SUV」発表! “精悍”デザインはトヨタ「ハリアー」のライバル!? 高級ブランド“インフィニティ”が新型「QX50」米で公開
2024年9月17日、日産の高級ブランド「インフィニティ」は米国で新型「QX50」(2025年モデル)を発表しました。日本にはないクルマですが、「スカイライン」の系譜につながる高級SUVだといいます。どのようなクルマなのでしょうか。
「スカイライン」の系譜に位置付けられる「高級SUV」登場
日産の高級ブランド「インフィニティ」は2024年9月17日、米国で新型「QX50」(2025年モデル)を発表しました。
従来型に対しグレードラインナップを変更したほか、価格も改訂しています。
インフィニティは、日産が海外市場で展開する高級ブランド。トヨタにおける「レクサス」に相当します。
高級セダンやクーペなどさまざまなモデルが用意されてきましたが、近年は人気の高いSUVを中心としたラインナップとなっています。
そんなSUVモデル展開のなかでも中核となるのがQX50です。
初代は「EX」として、2007年に登場。FRスポーツセダンモデルのインフィニティ「G」シリーズ(日本名:日産「スカイライン」)のFR-LプラットフォームをベースにしたスポーティなクロスオーバーSUVでした。
このEXは、日本においても2009年に日産「スカイラインクロスオーバー」として2016年まで展開されていました。
その後EXはQX50に改名。2017年11月に現行型となる2代目QX50が北米で販売を開始しています。
現行のEX50は初代とは異なり、横置きエンジン向けのCMF-CDプラットフォームを採用して大きく生まれ変わりました。
パワートレインには、量産車で世界初の可変圧縮比(VC)式2リッター「LR20DDT」ターボエンジンを搭載するほか、ADAS(先進運転支援機能)などの新機能も多く取り入れられています。
ボディサイズは、全長約4691mm×全幅約1902mm×全高約1676mm、ホイールベース約2799mm。
日本で展開されるモデルでいうと、トヨタ「ハリアー」(全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm、ホイールベース2690mm)に近いサイズ感です。
内外装は、スポ―ティさと高級さを兼ね備えた仕上がり。外装は筋肉質でダイナミックな造形です。
内装は初代QX50に比べ客室や荷室の空間を拡大するとともに、随所にソフトパッドがあしらわれた上質な雰囲気を特徴とします。
こうした高級路線も、ハリアーに近いキャラクターといえそうです。
また、QX50をベースにクーペSUVフォルムを取り入れた「QX55」も2020年に追加され、選択肢を拡大しています。
今回米国で発表された2025年モデルの新型QX50は、グレードラインナップを「PURE」「LUXE」「SPORT」の3つに整理。
ベーシックなPUREにおいても、上下配置された8インチと7インチのセンターディスプレイやADAS「プロパイロットアシスト」、コネクティッド機能「INFINITI InTouch」、ワイヤレス充電、パワーリアゲート、19インチアルミホイールなどは標準装備されます。
さらにLUXEにはパノラマムーンルーフ(サンルーフ)、ルーフレール、モーション アクティベート リフトゲート、ヒーター付きフロント シートを含む本革シートなどが追加。
SPORTでは、ダーク塗装の20インチ大径アルミホイールや専用のフロントデザインをはじめ内外装をスポーティな仕立てにするほか、移動物検知機能付きアラウンドビューモニターやアンビエント照明、ベンチレーション付きフロントシート、ステアリングヒーター、金属加飾のツイーターなど12スピーカーが備わるBOSEプレミアムオーディオシステムなどが備わります。
米国での販売価格は、4万3000ドル(約613万円)から5万1200ドル(約729万円)までです。
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インフィニティは現在に至るまで、国内では正規展開されていません。
しかし初代に相当するモデルが日産ブランドで発売されていたことや、日産の日本市場において今手薄となっている高級SUVのモデルだけに、新型“スカイラインクロスオーバー”としてあらたにQX50が国内導入されることを大いに期待したいところです。
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