「スーパーカー」は「保険」に入れないってマジ!? 最悪の時は「自腹」? 高額車の“補償”はどうなっているのか
そもそも“スーパーカー”とは何ぞや!?
実はスーパーカーの定義というのも曖昧(あいまい)です。
広辞苑では「高出力・高性能で、特徴的なデザインのスポーツカー」、大辞泉では「性能・美しさ・装備のよさ、価格などで並の自動車を超えた車。スポーツカーの中でも特に大型、強力で、手作りに近いもの」と説明されています。
メーカーが「スーパーカー」や「スーパースポーツカー」と言及している車種もあります。
一例として、フェラーリを調べてみると「288GTO」「F40」「F50」「エンツォ・フェラーリ」「ラ フェラーリ」などの車種が該当していました。
我々庶民からすると、フェラーリは全てのモデルが“スーパーカー”ですが、メーカーとしてはそのなかでも特別な限定モデルなどをそう称しているようです。
そこで料率クラスを算出している「損害保険料率算出機構」のホームページで、フェラーリ「F40」の型式別料率クラス(保険始期2024年1月1日~12月31日)を出してみたところ、「対人賠償責任保険」は13、「対物賠償責任保険」は1、「人身傷害保険」は9、そして「車両保険」は最高の17でした。
「確かに、保険会社によっては特定の“スーパーカー”の一部に車両保険をつけられないこともありますが、車両保険金の金額を低く設定したりすることで、かなりの車種に車両保険金をつけることが可能です。
車両保険をつけられるかどうか、また月々の概算は、車検証があれば事前に確かめることができますので、保険会社に問い合わせてみてください」(Tさん)
※ ※ ※
車両保険なしで事故を起こしてしまうと、クルマの修理は全額が自己負担となるため、思ってもみない高額請求に困惑することも。
あなたの愛車が“スーパーカー”と呼ばれるクルマだとしても、その多くは車両保険に入れるそうなので、万が一に備えて一度、保険会社に問い合わせてみると良いでしょう。
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[筆者:増田 美栄子]
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