ダイハツの新型「FRスポーツカー」まもなく登場!? 開発“再開”のカギは「トヨタとの共同開発」にあり? 次期「コペン」どうなるのか

新開発1.3リッターエンジンは次期コンパクトカーにも関わっている!?

 S-FR開発再始動の背景には、トヨタのコンパクトカー開発と深く結びついているといいます。

 その車名は、かつてトヨタが販売していたエントリークラス(入門車)のコンパクトカー「スターレット」との説が濃厚だというから驚きます。

第1回「ジャパンモビリティショー2023」で大注目を集めたダイハツ「ビジョン コペン」
第1回「ジャパンモビリティショー2023」で大注目を集めたダイハツ「ビジョン コペン」

 トヨタのラインナップでは、少し前までコンパクトカー「ヤリス」の下に位置する「パッソ」が入門車の位置づけとしてありました。

 しかしパッソおよびOEM元のダイハツ「ブーン」がモデル末期にあることや、ダイハツの不祥事が重なったためか、共に現在では販売が終了しています。

 パッソ/ブーンはコンパクトで使い勝手が良く廉価であることなどから、軽自動車からステップアップするユーザーやビジネスユーザー、レンタカー事業者など幅広いユーザーから支持を集める重要なモデルでした。

 トヨタはパッソ/ブーンの次期型を開発中で、担当者らはコードネーム的に「スターレット」と呼んでいるという訳です。

 そしてその次期モデルでは、スポーツモデル「GRスターレット」も開発中という情報も含まれていました。

 トヨタのスポーツモデル「GRカローラ」「GRヤリス」に搭載される1.5リッター直列3気筒ガソリンターボを、1.3リッターにスケールダウンした新開発エンジンが搭載され、そのエンジンは「S-FR」にも流用されるといいます。

 真偽のほどはまったく不明ですが、そのストーリーは妙に現実的に映ります。

 コペンの現行モデルは2014年にフルモデルチェンジを受けた2代目で、もうすでに10年選手になりました。

 年々厳しくなる排ガス規制や、強化される安全規制に対応し続けるには厳しい状況です。

 いまや軽自動車で唯一のスポーツカーかつオープンカーとなってしまったコペンはいまでも根強い人気があり、ローカルなファンクラブが結成されているほど。

 かといってメーカーは、かつてほどのスポーツカー需要がない現在に新型スポーツカーを単独で開発する困難さはいうまでもありません。

 しかしトヨタとダイハツが共同で開発するのは、筋が通る現実的な話ではないでしょうか。

 さらにトヨタとOEM供給などの提携を実施しているスズキが開発に加わり、新型スポーツカー「カプチーノ」(仮称)をつくるとすれば、数が売れないスポーツカーでも新型を世に送り出す可能性もさらに高まります。

 もし実現すれば、小型スポーツカー市場も大いに盛り上がることでしょう。

【画像】めちゃカッコいい! 新型「コペン!?」を画像で見る(30枚以上)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー