全長4.5m級! ホンダ「最新型シティ」がスゴい! “精悍デザイン”×上質内装採用の「イチバン売れてるセダン」! 「アンダー300万円から」なのにメキシコで支持される理由とは

ホンダのメキシコ法人は2024年8月23日、コンパクトセダン「シティ」の2024年モデルについて、販売が好調であることを発表しました。一体どのようなモデルなのでしょうか。

「シティ」がメキシコで爆売れ中

 ホンダのメキシコ法人は2024年8月23日、コンパクトセダン「シティ」の2024年モデルについて、販売が好調であることを発表しました。
 
 一体どのようなモデルなのでしょうか。

ホンダ「シティ」(メキシコ仕様)
ホンダ「シティ」(メキシコ仕様)

 初代シティは、当時としては斬新な背の高い3ドアハッチバックとして1981年にデビュー。扱いやすいサイズにポップなデザインが人気を博し、若者を中心に大ヒットしました。

 一方、1986年に登場した2代目ではスタイルをワイド&ローへと路線変更し一定の支持を集めたものの、その後販売が低迷し、1995年をもって国内販売を終了しています。

 翌1996年、シティの名称は新興国向けのコンパクトセダンへと受け継がれることになります。

 現行型は2019年登場の通算7代目。セダンに加え、派生モデルとして再びハッチバックモデルがラインナップされ、現在に至っています。

 以後、主にタイやマレーシアなどの東南アジア地域に加え、メキシコなど南米地域でも展開されています。

 メキシコでは、エントリーモデルとしてラインナップされており、「最も売れているセダン」として知られています。

 メキシコにおけるホンダ車の直近3年間の販売台数ベスト3を見ると、2021年は1位「HR-V」(日本名ZR-V)、2位「CR-V」、3位がシティ。2022年には1位の座をシティが獲得しており、2023年には再び3位へと下がりましたが、依然として人気を保っています。

 ボディサイズは全長4583mm×全幅1748mm×全高1477mm、ホイールベース2600mm。パワートレインは最高出力119hp・最大トルク145Nmを発生する1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載しています。

 2024年モデルではマイナーチェンジが実施されました。

 主にエクステリアデザインの一部変更が図られ、フロントグリルが従来のカバータイプから粗いメッシュタイプになり、ホイールなどがブラックになったことで精悍さが増し、スポーティセダンといった雰囲気になりました。

 また、アダプティブクルーズコントロールや衝突被害軽減ブレーキ、車線維持機能などを中心とする安全運転支援システム「ホンダセンシング」など、各種機能のアップデートも図られています。

 エンジンの変更はありませんが、MTが廃止され、CVTのみの設定になりました。

 ラインナップはベーシックな「スポーツ」、中級モデル「プライム」、最上級の「ツーリング」の3タイプで、価格は40万1900メキシコペソ(約295万円)から46万3900メキシコペソ(約341万円)です。

 同法人によると、このマイナーチェンジの効果もあって、1~7月の販売台数は5233台で、前年同期比で73%増だといい、再び国内首位に返り咲くことが期待されています。

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