AXCRのLEG1で136kmを走破した「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYOTIRES」はクラス4位総合20位でSS1をフィニッシュ!【AXCR2024レポート Vol.4】
木々が生い茂る密林も大穴のある路面もハイペースで駆け抜ける!
初日のSS1(スペシャルステージ1)は密林地帯からスタートし、川沿いのプランテーションを進むエリアです。このステージは、自然の厳しさを体感するようなコース設定が特徴で、選手たちは変化に富んだ環境でのドライビングスキルが求められます。
SS1の前半30km区間は豪雨による冠水で前日夜に走行がキャンセルされましたが、密林地帯では木々が生い茂る狭い道が続き、湿度が高く路面がぬかるみやすい環境が待ち受けています。渡河エリアもあり、ここでは、車両の制御が非常に重要であり、特にスリッピーな路面でのタイヤのグリップ力が問われます。
SS後半のコースは川沿いに広がるプランテーション地帯に入ります。ここでは比較的開けたエリアが続くドライコンディションのフラットダートが続きますが、それでも地形や路面の変化があり、川に沿って進むため水はけの悪い場所やコーション3級の穴もあるため気が抜けません。
実際、他のエントラントはミスコースやスタックが多く、車両にかなりのダメージを負った車両もあり、各チームSS1からアジアクロスカントリーの洗礼を受けていました。
初日のレグ1では、川畑選手とデイチャポン選手が厳しいコースに奮闘しながら、クラス4位、総合20位という結果でフィニッシュ。密林や川沿いのプランテーションを進む過酷なSS1では、サスペンションの問題やミスコースのリスクに直面しながらも、二人は冷静に対応し、チームの持てる力を最大限に引き出しました。
この結果は、FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYOTIRESチームにとってまずまずのスタートと言えるでしょう。初日の厳しいコンディションを乗り越えたことで、チーム全体が次のステージに向けて自信を深め、さらに上位を狙う意欲を高めています。
次のステージでは、今回得られたデータと経験を生かして、さらに順位を上げるための戦略を練り直し、引き続き全力で挑むことが期待されます。川畑選手とデイチャポン選手のチームワークと技術が、今後のレグでどのように発揮されるかが注目されます。
次戦となる8月13日は、長いリエゾン区間を経てバンコクの南西約200km、タイ湾を挟んでパタヤの対岸に位置するホアヒンに向かいます。リエゾンの昼間地点でSS2を走行する予定となりますが、リエゾン区間の移動もラリーの一環であり、指定のタイムで到着しなくてはなりません。
ドライバーと車両の準備を整えるための貴重な時間でもありますが、リエゾン区間を過ぎるとその後すぐにSS2の競技が待ち構えているため、集中力を維持することが重要です。
FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYOTIRESチームは、これまでの経験を生かしSS2でのさらなる好成績を狙います。引き続き応援よろしくお願いします。
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◾️AXCR2024 イベントスケジュール
8月11日(日) 車検、選手説明会、セレモニースタート
8月12日(月) LEG-1 (Surat Thani ⇒ Surat Thani)
8月13日(火) LEG-2 (Surat Thani ⇒ Hua Hin / Cha-Am)
8月14日(水) LEG-3 (Hua Hin / Cha-Am ⇒ Hua Hin / Cha-Am)
8月15日(木) LEG-4 (Hua Hin / Cha-Am ⇒ Kanchanaburi)
8月16日(金) LEG-5 (Kanchanaburi ⇒ Kanchanaburi)
8月17日(土) LEG-6 (Kanchanaburi) セレモニーフィニッシュ、賞品授与パーティー
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