さらに氷路面でビタッと止まる!? トーヨータイヤの新スタッドレスタイヤ「オブザーブGIZ3」の実力を試してみた
トーヨータイヤが2024年8月に発売する乗用車向けスタッドレスタイヤ「オブザーブGIZ3」。全68サイズを用意しており、SUVサイズも新たにラインナップしますが、どのような性能向上を果たしているのでしょうか。スケートリンクで従来品の「オブザーブGIZ2」と比較してみました。
アイス路面の制動距離は従来品「オブザーブGIZ2」より22%短く止まる
トーヨータイヤが2024年8月、乗用車向けスタッドレスタイヤ「オブザーブGIZ3」を発売します。全68サイズを用意しており、SUVサイズも新たにラインナップしますが、どのような性能向上を果たしているのでしょうか。
トレッドパターンには密着性を高める「ヘリンボーンサイプ」とブロック剛性を高める「アッセンブルブロック」という新デザインを組み込み、トレッドコンパウンドには低温での柔らかさを高める「持続性高密着ゲル」や路面の凹凸をキャッチしグリップアップする「サステナグリップポリマー」を新採用。これらによって、アイス路面でのブレーキやトラクションが大幅に向上したということなので、早速アイススケートリンクで試してみました。
まずは直線でアクセルを踏み込んで時速20km/hまで加速し、フルブレーキングでの制動を試みました。最初に従来モデルの「オブザーブGIZ2」に乗ったあと、いよいよ新商品のGIZ3に乗り込みました。
新製品のGIZ3は、加速しやすくスピードに乗せやすいので走りやすく感じます。そのあとのブレーキングでも、従来品のGIZ2よりも新商品GIZ3の方が強い制動感がありました。
ABSが作動していても、ブレーキ圧力の変化による制動感の落ち込みが小さいので、ドライバーにとっては安心感があります。
テストコースでのアイス路面の制動距離比較では、新商品GIZ3の方が従来品GIZ2より22%短く止まるというトーヨータイヤの公式データがあるそうで、それを体感することができました。
結果として新商品のGIZ3は、ハンドル手応え、グリップ限界高さ、コントロール性、さらに安心感も含めて、その向上度はドライバーが体感できるものでした。
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