アイス性能が大きく進化! トーヨータイヤからサステナブル素材採用のスタッドレスタイヤ「OBSERVE GIZ3」8月発売

トーヨータイヤは乗用車向けスタッドレスタイヤ「OBSERVE GIZ3(オブザーブ ギズ スリー)」を2024年8月から国内市場で発売すると発表しました。

アイス性能と環境配慮を両立した新スタッドレスタイヤ

トーヨータイヤは乗用車向けスタッドレスタイヤ「OBSERVE GIZ3(オブザーブ ギズ スリー)」を2024年8月から国内市場で発売すると発表しました。近年人気が高まっているSUV用のサイズも新たにラインナップに追加されました。

トーヨータイヤが2024年8月に発売する「OBSERVE GIZ3」
トーヨータイヤが2024年8月に発売する「OBSERVE GIZ3」

 新たに発売する「OBSERVE GIZ3」はアイス路面でのブレーキ性能や発進時のトラクション性能を大幅に進化させつつ、その効き目がより長く続くスタッドレスタイヤだと言います。また、サステナブル素材が使用され環境にも配慮されているそうです。

 2023年末から2024年初頭まで日本は暖冬に見舞われ、かつ昨今は昼夜の寒暖差が大きくなっている影響から、降雪時には日中に気温の上昇で雪が溶けてシャーベット状態になり、気温が低下する夜間には凍結してアイス状態になるなど路面状況は刻々と変化しています。

 同タイヤの開発にあたってはタイヤと路面の密着性に着目し、パターン設計と配合技術の両面から性能向上を図ったそうです。

 同社独自のタイヤ設計基盤技術「T-MODE(ティーモード)」によるスノー予測技術を活用し、新パターン「ヘリンボーンサイプ」および「アッセンブルブロック」を開発。タイヤと路面の接地圧を分散するとともにブロックの倒れ込みを抑制したとのことです。

 また「持続性高密着ゲル」および「サステナグリップポリマー」を配合した新たなコンパウンド「密着長持ちゴム」を採用することで、低温環境でもゴムの柔らかさが維持されるようになったそうです。

 これらの改良によってタイヤと路面の密着性が増し、アイス路面でのブレーキ性能は同社従来品である「OBSERVE GIZ2」比で22%向上しているそうです。

 さらに、経年変化による性能低下を抑え、アイスブレーキ性能の効き目を持続させたほか、ポリマーの一部に自然由来のサステナブル素材を使用し、環境配慮も実現しているのが本タイヤの特長といいます。

 サイズ展開は全68サイズです。

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