全長4.1m級の日産「超“コンパクト”GT-R」!? 600馬力の「V6ツインターボ」搭載! 5000万円超えで「市販化」しちゃったヤバすぎモデルとは

17年の歴史に幕を閉じる日産「GT-R」ですが、そのパワートレインをコンパクトSUVに移植した“異色のモデル”が存在していました。

メーカーが“出してしまった”ヤバすぎる「GT-R」とは

 2007年から続いてきた日産「GT-R」(R35型)は、2024年6月に発売の「2025年モデル」をもって生産終了となります。
 
 そんなR35型の強力なパワートレインを、人気コンパクトモデルに“移植”した異色のハイパフォーマンスマシンが存在しました。

なんで市販化しちゃったの! 「超小型GT-R」とは
なんで市販化しちゃったの! 「超小型GT-R」とは

 それが「ジュークR」です。2010年に登場した、日産のコンパクトSUV「ジューク」をベースにしています。

 ジュークはコンパクトスポーツカーの俊敏さとSUVの力強さを結合させた、新ジャンルのモデルで、エクステリアは直線や曲線、多角形を用い斬新なデザインが特徴です。

 インテリアも精密機械のようなメカニカルさと生体的なしなやかさを結合させたデザインを持ち、他のクルマとはひと味もふた味も違った、独創的なモデルとなっています。

 ボディサイズは全長4135-4165mm×全幅1765-1770mm×全高1565mm、ホイールベースは2530mmと、扱いやすい大きさです。

 パワートレインは1.5リッター自然吸気エンジンまたは1.6リッターガソリンターボエンジンが用意され、トランスミッションはCVTのみ、駆動方式はFFおよび4WDが設定されました。

 なお、ジュークは欧州や北米などの海外でも販売されるなど、主力モデルへと成長。日本においてはアクの強いデザインながらコンパクトSUVというジャンルを開拓し、一躍人気モデルとなりました。

 日本では2019年末に生産を終了するも、同年には2代目が発表され、独特なデザインは引き継がれて海外専用車として現在もラインナップされています。

 そんなジュークの初代モデルにラインナップされたジュークRは、2011年10月4日に日産の欧州法人が発表し、同月25日にスペインでサプライズ公開されたハイパフォーマンスモデルです。

 欧州日産のテクノロジーセンター(NTC-E)が手掛け、製造は英国のモータースポーツ大手RMLが担当。「世界最速のクロスオーバー」だといいます。

 パワートレインは「R」の名称の通り、GT-Rに搭載される487馬力の3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジン「VR38DETT」型に6速DCT、4WDシステム「アテーサE-TS」を組み合わせています。

 一方で、ジュークがGT-Rよりもホイールベースが短いことから、専用品のプロペラシャフトを取り付け、重量配分も考慮。

 ボディにはロールケージが溶接され、サスペンション剛性も高められるなど、体幹を高めるとともにレーシング走行も見据えて開発されました。

 エクステリアはマットブラックに塗装され、ホイールはGT-Rと同じエンケイ製20インチの鍛造品を装着。フロントバンパーは5つの丸いロアダクトを備え、2分割リアスポイラーを装備するなど、独特の凄みが与えられました。

 インテリアはGT-Rと同じステアリングやシートなどが取り付けられ、まさに「コンパクトGT-R SUV」ともいえる状態に仕上がりました。

 当初はワンオフモデル(厳密には左右ハンドル仕様があるため少なくとも2台存在)として登場しましたが、2012年5月、英国日産はこのジュークRを限定で市販することを発表。

 市販モデルは改良が加えられたGT-R 2012年モデルをベースとすることで、553馬力へとパワーアップしました。当時の価格は5000万円程度となっています。

 さらに、2015年6月に英国で開催されたモータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、「ジュークR 2.0」がワールドプレミアされています。

 この2.0は2014年改良モデルのジュークとGT-R NISMOをそれぞれベースとしており、最高出力600馬力まで引き上げられるとともに、フロントバンパーやリアバンパーのデザインも一新。「バージョン2.0」として正統な進化を遂げています。

 なお、このジュークR 2.0の市販化は残念ながら叶いませんでした。

※ ※ ※

 各ショーなどのイベントや技術のアピールのため、メーカー公式で異色のモデルが発表されることは少なくありません。しかし、実際に市販化されたケースはほとんどなく、ジュークRは極めて珍しい事例と言えます。

「絶対に市販化できないだろう」と思われたモデルも、反響次第で市販化が叶うこともあり、この先もまだ見ぬ「超弩級モデル」が突然として販売されるということもあるのかもしれません。

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