マツダ新型「“ガチガチ”モデル」登場!? 6速MTのみで約300万円に「めちゃ買い得」の声も! “スポコン”マシン「ロードスター NR-A」に反響集まる
マツダの「ロードスター」には、モータースポーツ専用グレード「NR-A」が存在しています。2024年1月に一部改良された新型NR-Aに対し、SNSなどでは多くの反響が寄せられています。
モータースポーツに参戦しなくても「欲しい」の声も
長年にわたり世界中のユーザーから愛され続けているマツダのオープン2シータースポーツカー「ロードスター」ですが、モータースポーツ専用グレード「NR-A」も用意されており、走りを楽しむユーザーから根強い支持を集めています。
そんな通好みなグレードのNR-Aに対し、SNSなどではさまざまな声が集まっています。
NR-Aは、ロードスターのワンメイクレースであるパーティレースに参戦することを目的に生まれたグレードです。
現行の前の前となる、第2世代の通称「NB型」ロードスターの時代、2002年より開催されたナンバー付きのJAF公式戦「ロードスター・パーティレース」のための車両として2001年12月より発売が開始されました。
そして、先代「NC型」、現行の「ND型」になってもロードスター・パーティレースは続いており、その参加車両であるNR-Aグレードは各時代のロードスターに用意されています。
NR-Aの特徴は大きく2点で、ひとつはサーキット走行を前提に冷却系や足回りなどが強化されている点です。
したがってNR-Aを手に入れさえすれば、ロールバー、バケットシート、5点式シートベルトなど最小限度のカスタムでサーキットのレースに参加できます。
第2の特徴は、豪華&快適装備が省かれており、その分だけ車両価格が割安になっている点です。
ロードスターのエントリーグレード「S」(289万8500円)に対して、NR-A(306万4600円)はラジエターの大容量化、前後ブレーキのローターの大径化、駆動系の強化(PPF、ドライブシャフト、デフケース)、アシンメトリックLSDの追加、車高調整式ビルシュタインダンパー装着、ボディ強化(フロントサスタワーバー、トンネルブレースバー)、リアスタビライザー追加など多くの追加装備や仕様変更がありながら、価格差は16万6100円しかありません。
また2024年1月に実施された大幅年次改良により、電子系プラットフォームを一新したことで、アクセル・レスポンスが向上。パワーステアリング系も新しくして抵抗を低減。より自然なハンドリング・フィールを手に入れています。
また、進化したアシンメトリックLSDを採用したことで、コーナー入り口でのターンインの安定性がアップ。横滑り防止装置である「DSC」に、サーキット走行専用にチューニングしたモード「DSCトラック」を追加したことで、サーキット走行がより楽しく、より安全に走れるようになっています。
ただし改良された新しいNR-Aに対し、かつて同モデルでモータースポーツに参戦していた経験を持つモータージャーナリストの鈴木ケンイチ氏は、不満があると話します。
「高速道路でのいわゆるACC(全車速追従機能)である『マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール』がNR-Aグレードに設定できないのは唯一の不満点です」
1月の一部改良で、他のグレードに設定されたACCですが、早朝から郊外のサーキットへ自走で向かうユーザーにとって、こうした快適装備も欠かせないものだといい、ユーザーからマツダに対しそうした不満の声もあがっているといいます。
2024年5月に開催されたロードスターのファン・イベント「軽井沢ミーティング」で、ロードスターの主査である齋藤氏も、今回の改良の反省点にACCの不備を挙げていたことから、今後の改良で追加される可能性もあるかもしれません。
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そんな新型NR-Aに対し、SNSなどでは多くの反響が寄せられています。
多かったのは「ロードスターのベストチョイスでは」「実は狙ってます」「欲しい装備だけが載ってて買い得感高いと思う」「サーキットはいかないけどこれがいい」と、NR-Aを高く評価するマツダファンの声でした。
なおロードスターファンのあいだでは、先進運転支援機能に関しては「ACCがあると確かに助かる」「普段づかいのシーンは自動ブレーキはやはりありがたい」という肯定派と、「サーキットでバンパーぶつけただけで高くつきそう」「より素の仕様のほうが軽くてイイ」などと意見が分かれているようです。
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