新型「リーフ」の本当のすごさとは 意外と地味な世代交代? 実は先代とこんなに違う(画像28枚)

電気自動車へのシフト、日本のメーカーは…?

 最近になって、突然のように欧米ブランドがEV路線を強くアピールしていますし、ベンチャーであるテスラ社の存在感も日に日に強くなっています。そうしたなかで「日本のEVは遅れているのでは?」「既存の自動車メーカーは、いつかベンチャーのEVメーカーに駆逐されるのでは?」というささやきを耳にするようになりました。

 しかし、それは杞憂です。日産「リーフ」を見てください。誰もが手に届く価格で、安心して乗れる信頼性の高い電気自動車を開発し、そして大量に生産して売りさばく。それだけのことができているのは、現状では日産の「リーフ」だけ。「これからやる」という欧米ブランドとは、すでにスタートラインが違っています。

新型「リーフ」のインパネまわり(2017年9月6日、鈴木ケンイチ撮影)。

 ちなみに、トヨタとホンダも高いEV技術を持っています。なぜなら、ハイブリッドを長年作り続けてきたからです。ハイブリッド車には、モーターと電池が使われており、トヨタもホンダもモーター&電池のノウハウはたっぷりと蓄積されています。

 EVも技術の肝は、当然のことながらモーターと電池。本気を出せば、トヨタもホンダもEVへのシフトは、スムーズにこなすことでしょう。これからEVを始めようというドイツ・ブランドとは年季が違うのです。

 旧世代モデルのブラッシュアップかもしれませんが、できあがった新世代の日産「リーフ」は、ライバルを寄せ付けない高い完成度とコストパフォーマンスを備えていたクルマだったのです。

【了】
提供:乗りものニュース

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Writer: 鈴木ケンイチ

1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。

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