650馬力の「ハイパフォーマンスモデル」発売! ドリフトも余裕な「IONIQ 5 N」とは? 今秋には専用パーツも展開へ

ヒョンデは、新型「IONIQ 5 N」を2024年6月5日に発売しました。どのようなクルマなのでしょうか。

「Hyundai N Day 」に新型「IONIQ 5 N」登場!

 2024年6月5日にヒョンデは、「Hyundai N Day | IONIQ 5 N Japan Premier」を開催しました。
 
 そこでは同日から正式発売された新型「IONIQ 5 N」の展示や、今後の展開が明かされています。

ヒョンデの新型「IONIQ 5 N」が正式発売された
ヒョンデの新型「IONIQ 5 N」が正式発売された

 今回のイベントは、Hyundai Customer Experience Center横浜にて行われました。

 ここは、ユーザーとコミュニティのためにヒョンデのクリーンモビリティを体験する場所です。

 これまで販売されてきた「IONIQ 5」や「KONA」、「NEXO」の展示や拠点周辺の試乗体験や急速充電、ラウンジ、メンテナンスなど様々なコトが出来る施設となっています。

 今回はそのメンテナンスエリアをイベント会場とし、Hyundai N Dayを開催。

 イベントには、ヒョンデモビリティジャパンの趙源祥代表取締役・CEOや、N ブランド事業戦略チームのJayson Park氏、佐藤健シニアプロダクトスペシャリストが登壇。

 日本では2023年秋の「ラリージャパン2023」で披露されてからのNの取り組みや、Nブランドの概要、そして今回のIONIQ 5 Nの詳細が説明されました。

 その中で趙源祥CEOは次のように述べています。

「日本のEV市場は、世界的に見ると非常に緩やかではありますが、年々着実に成長を続けています。

 今まで様々なタイプのEVが誕生してきました。そして我々も2022年にIONIQ 5とNEXOで市場に再参入し、2023年にはKONAを発売。そして今日IONIQ 5 Nを市場に導入します。

 これからも多くのEVが生まれてくることでしょう。我々は自動車会社です。

 2022年、23年と世界第3位の自動車メーカーになるまで成長してきました。

 そんな自動車会社が、自動車会社だからこそお届けすることができる、モーターがもたらすハイパワーだけではない本当のハイパフォーマンスとはなんなのか。 IONIQ 5 Nはその答えの1つだと思います」

「Hyundai N Day | IONIQ 5 N Japan Premier」に登壇するヒョンデモビリティジャパンの趙源祥代表取締役・CEO
「Hyundai N Day | IONIQ 5 N Japan Premier」に登壇するヒョンデモビリティジャパンの趙源祥代表取締役・CEO

 また今後の取り組みとして、オートバックスセブンの堀井勇吾代表取締役社長も登壇。

 堀井勇吾社長によれば、Nモータースポーツの取り組みのひとつとなるN Performance Partsをオートバックス店舗を通して、2024年秋から展開すると明かしました。

 またオートバックス独自にIONIQ 5 N用のカスタマイズパーツを有名チューニングメーカーと一緒に開発を進めていき、東京オートサロン2025で披露することも発表しています。

 では、IONIQ 5 Nとはどのようなクルマなのでしょうか。

「Nブランド」のNは、R&D拠点の所在地の韓国・南陽(ナムヤン)と、開発テストの舞台であるドイツ・ニュルブルクリンクに由来すします。

 ブランドコンセプトは「Corner Rascal」(コーナーリング性能)、「Racetrack Capability」(サーキットを本気で走れる能力)、「Everyday Sportscar」(日常もドライビングを愉しむ)を柱として、これまで様々なNモデルをグローバルで展開してきました。

 今回のIONIQ 5 Nは、Nブランド初のEVで「2024年ワールド・パフォーマンス・カー・アワード」を受賞するなど世界中から高い評価を受けています。

 ボディサイズは全長4715mm×全幅1940mm×全高1625mm、ホイールベース3000m。

 デザインは、N専用のフロントバンパー、ホイールアーチモールディング/ エアカーテン 、リアバンパー&ディフューザーを装着。インテリアにもN専用のレザーステアリングホイール、センターコンソールを採用しました。

Hyundai Customer Experience Center横浜の様子(上)・「Hyundai N Day | IONIQ 5 N Japan Premier」の様子(下)
Hyundai Customer Experience Center横浜の様子(上)・「Hyundai N Day | IONIQ 5 N Japan Premier」の様子(下)

 パワーユニットには最高出力478kW(650PS)を発揮する高性能デュアル駆動モーターに84kWh大容量バッテリーを搭載。

 これにより最高速度は260km/h、一充電航続距離(WLTCモード)で561kmです。

 さらにN専用となる電子制御サスペンション(ECS)や高性能ブレーキ/ N Brake Regen(NBR/回生ブレーキ)、そしてN Corner Carving Differential(e-LSD)を搭載することで、Nブランドらしいハイパフォーマンスな走りを体現します。

 その他、クローズドコースなどでドリフト走行をスムーズに行うための「N Drift Optimizer(Torque Kick機能付き)」やボタンひとつで10秒間だけ最大パフォーマンスを発揮する「N Grin Boost」を備えるなど、クルマ好きの心を掴む機能も満載です。

 そんなIONIQ 5 Nの価格は1グレードのみとなり、858万円となっています。

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