進むETC専用化で「クレカ難民」は死活問題!? 自分が「信用審査アウト」になってもETCを使える「第2の支払いサービス」実はあった!
実際に「ETCパーソナルカード」を作るにはどうしたらいい?
ETCパーソナルカードを作るには、まず申込書を印刷して記入して事務局へ郵送。デポジット(預け金)の払込用紙が送られてくるので、払い込めば、カードがあとで送られてきます。
デポジットを払ってから、カードが到着するまで、2週間ほどかかるといいます。「明日カードがほしい!」と思っても間に合わないので注意しましょう。
普通のクレジットによるETCカードとの最大の違いが、「信用審査が無い」ということ。信用審査の代わりにデポジットという、まとまった金額を預かっておくというわけです。
注意したいのが、「デポジットした額以上は高速道路を使えない」ということ。引き落としができず、高速道路側が料金を「取りっぱぐれ」そうになっても、このデポジットから確実にいただきますよ、というわけです。
もし「うっかりデポジット額以上使ってしまった」場合は、一時的に利用停止になる場合があります。長旅でうっかりオーバーしてしまったら、カードが止まって帰り道は高速道路を使えなくなるおそれもありますので、予算には注意しましょう。
気になるデポジット必要額ですが、「自分の使用頻度にあわせて自分で選ぶ」スタイルになります。
デポジットの金額の選択肢は、最低額が3000円、そこから5000円、1万円、2万円となり、以降は2万円ずつ増えていき、100万円まで選択可能です。
運営者は、自分がふだん1か月に使っている額の「4倍の金額」を目安にしてくださいとアドバイスしています。
このデポジット額は、事務局へ相談すれば、あとから増やすこともできます。また、予算オーバーを頻発させたりした場合、「デポジット額を増やしてください」と要請されることもあります。
このように、「クレジットカード難民」に陥っても、ETCカードは入手が可能です。「ETC専用化が進んでから慌てて車載機を用意する」など土壇場でバタバタするよりは、はやめにETC環境を整えておいたほうがいいかもしれません。
今でもETCには、料金所の支払いがスムーズになるなどのメリットがあります。いちいち料金所で財布を開かなくてもいい便利さに慣れれば、もう元の現金支払い生活には戻れないでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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