千葉の地獄渋滞ポイント「勝田台」いつ変わる!? 国道296号「八千代バイパス」工事進行中「放置状態の広い道路」はいつ日の目を見るのか

千葉市から北東部へ抜けていく国道296号で「八千代バイパス」の建設が進んでいます。完成したらどう便利になるのでしょうか。また工事はどこまで進んだのでしょうか。

千葉ニュータウン経由で市川市と成田市を結ぶ「北千葉道路」

 千葉市から北東部へ抜けていく国道296号ですが、旧態依然とした2車線道路のままで、どこもかしこも渋滞といった状態です。
 
 そのなかで、特に渋滞がひどい勝田台を避けるルートで、「八千代バイパス」の建設が進んでいます。
 
 完成したらどう便利になるのでしょうか。また工事はどこまで進んだのでしょうか。

渋滞する国道296号(画像:千葉県)。
渋滞する国道296号(画像:千葉県)。

 八千代バイパスは、京成本線のユーカリが丘駅付近から北へ伸び、ユーカリが丘の住宅地西側を抜けて八千代市に入り、米本地区で国道16号に接続するものです。千葉県が工事を担当しています。

 完成すれば、佐倉方面から国道16号へ向かう交通はこちらに分散されるため、勝田台周辺の混雑も緩和されると期待されます。

 たとえば佐倉市から千葉ニュータウン方面への物流輸送では、このバイパスだけで、所要時間は78分から62分へ、約16分もの短縮効果が予測されています。

 気になる進捗ですが、市境周辺の3工区のみ未開通で、両端部は2008年~2015年に開通ずみ。バイパスの効果を全く発揮しないまま「何かだだっ広い道路が住宅地にブツ切れになっている」という状態が続いています。

 その3工区は、2022年度時点で、用地取得率は98%まで達していて、工事も進捗率が8割を超えています。現場では高架橋も一部姿を現しています。

 とはいえ、用地取得にまだ時間がかかっていて、「2025年度開通予定」からさらに3年延期されて「2028年度開通予定」に変更されています。

 1990年の事業化からすでに34年が経過。「最後の1.5km」の悲願の完成に向けて、佐倉市長も市議会で「千葉県とのさらなる連携、協力により進めてまいります」と期待をにじませています。

【画像】超便利!? これが「八千代バイパス」ルートと整備状況です。まずは地図で見る(画像)(30枚以上)

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1件のコメント

  1. 用地取得が進んでいないって、残りは山と田んぼで苦労しそうな所ないのに。
    残りの区間のボーリングも始まってるから来年開通だと思って期待していた。

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