“RX-8”後継!? マツダ、次世代「ロータリーエンジン車」を実車展示! カーボンニュートラルと電動化で“新たなクルマの価値”を提案

2024年5月17日にマツダは、パシフィコ横浜で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMA」に出展することを発表しました。

「マツダらしさ」の象徴「ロータリーエンジン」復活!

 2024年5月17日にマツダは、2024年5月22日から24日まで、パシフィコ横浜で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMA」に出展することを発表しました。
  
 そこで、マツダ「MX-30 Rotary-EV」を展示するとのことです。

RX-8以来、11年ぶりにロータリーエンジンが搭載されたクルマとは
RX-8以来、11年ぶりにロータリーエンジンが搭載されたクルマとは

 2023年9月に、マツダが展開するクロスオーバーSUV「MX-30(エムエックスサーティー」のプラグインハイブリッドモデルとして、MX-30 ロータリーEVが発表されました。

 当初、2012年に生産を終えたマツダのスポーツカー「RX-8(アールエックスエイト)」以来の、11年ぶりにロータリーエンジンを搭載するクルマとして話題になりました。

 MX-30 ロータリーEVのローターは、RX-8に搭載していた「13B RENESIS」型の654cc×2ロータータイプとは異なり、新たに開発された新型「8C-PH」型。

 排気量830ccの1ローター式で、最高出力72ps・最大トルク112Nmを発生します。

 加えてコンパクトさを生かし、薄型かつ高出力のジェネレーター、最高出力170ps・最大トルク260Nmの高出力モーターを同軸上に配置し、フロントに搭載します。

 また、17.8kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、EV(電気自動車)として107kmのEV走行距離が可能(WLTCモード・等価EVレンジ)なうえ、同社独自技術であるロータリーエンジンを発電に用いる、シリーズ式プラグインハイブリッド(PHEV)としても、さらなるロングドライブを可能となります。

 これらを、EV走行を行いたい時に選択する「EVモード」、ロータリーの発電電力との組み合わせで走行性能を発揮する「ノーマルモード」、そして必要なバッテリー残量を確保しておきたいときに使う「チャージモード」の切り替え可能な3つモードを使い分けることで、心地の良いドライビングを実現するといいます。

 ※ ※ ※

 今回のイベントでは、MX-30 ロータリーEVの車両展示以外にも、カーボンニュートラル、電動化、人とITの共創による価値創造の3つテーマ展示を用意。

 また、併設される自動車技術会の企画展示では、MX-30が採用するエコマテリアルの展示を行う予定です。

 マツダは、時代に適合して走る歓びを進化させ、日常の移動体験の感動を量産する、クルマ好きの会社になるという、「2030 VISION」の実現を目指す取り組みを紹介するとしています。

【画像】「えっ…!」これが次世代の「ロータリーエンジン搭載車」です!(30枚以上)

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