ホンダ新型「最速SUV」登場! 全長5m超えで“NSX超え”「タイプS」設定! 新型「ZDX」米で納車開始
アキュラのブランド初EV「ZDX」の納車が米国で開始されました。一部ではNSX タイプSをも凌駕するスペックを持つ高性能モデルの設定も。そんなZDXとは一体どのようなクルマなのでしょうか。
アキュラ初EVは3つのモデルを用意
2024年5月1日、ホンダの海外向け高級車ブランド「Acura(アキュラ)」はブランド初のEVである「ZDX」の納車が、米国で開始されたことを発表しました。
アキュラはこのZDXをきっかけに、電動化を加速していくといいます。
アキュラZDXは、かつて米国で販売されていたスタイリッシュなクロスオーバーSUVで、2009年に登場したものの、2013年に生産終了しています。
今回、納車が開始された新型ZDXはこのモデルに続く2代目で、新たにEVとして復活し、2023年8月に開催されたモントレー・カー・ウィーク2023で世界初公開されました。
プラットフォームは、低重心で重量配分をほぼ50対50としたEV用の最先端のタイプを採用。
全長5020mm×全幅1955mm×全高1635mm、ホイールベース3095mmというボディサイズを誇るフルサイズSUVです。
新型ZDXは、アキュラ初のGoogle搭載モデルとなり、ワイヤレスApple CarPlay、およびAndroid Autoにも対応しているといいます。
ラインナップは全部で3つのモデルが用意され、シングルモーターの後輪駆動モデルおよび、デュアルモーターの4輪駆動の「ZDX Aスペック」と、パフォーマンス仕様のデュアルモーター「ZDX タイプS」が設定されています。
ZDX Aスペックのシングルモーターモデルは、最高出力358馬力、最大トルク440Nmを発生、一充電航続距離(EPA:米国環境保護庁に準じた数値)は313マイル(513km)です。
バッテリーは蓄電容量102kWhのリチウムイオンで、出力190kWのDC急速充電を利用すれば、約10分で130kmの航続に必要なバッテリー容量を充電できます。
米国での車両価格は6万4500ドル(現在の為替レートで約1010万円)となります。
いっぽう、ZDX Aスペックのデュアルモーターモデルは、トータル最高出力490馬力、最大トルク592Nmを発生、EPAの航続距離は304マイル(約489km)となります。
車両価格は6万8500ドル(現在の為替レートで約1070万円)です。
高性能モデルのZDX タイプSはトータル最高出力500馬力、最大トルク738Nmを発生し、これはアキュラのスーパーカー「NSX タイプS」の最大トルクを上回るといいます。
足回りには車高調整機能付きエアサスペンション、パーフォーマンスチューニングされたアダプティブダンパー、6ピストンキャリパーを備えた15.6インチのブレンボ製フロントブレーキを採用し、タイヤは275/40R22サイズを装着しています。
航続距離は278マイル(約447km)で、車両価格は7万3500ドル(約1150万円)です。
これらのラインナップは全て連邦政府による7500ドル(約117万円)のEV税額控除の対象になり、実質ZDX Aスペックのシングルモーターモデルは5万7000ドル(約892万円)から手に入れることが可能だとしています。
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