「200km以上」もSA/PAが無い! 高速道路の「空白区間」に要注意! トイレ休憩も困る「一番距離が空いた場所」はどこ?
他の地域にも存在する「空白区間」!
先述した三陸沿岸道路や、東九州自動車道ほどではありませんが、他にも「空白区間」は数多くあります。

例えば、NEXCO東日本管内だと、道東自動車道の「十勝平原SA」と「占冠PA」の間が58.6km。同じく道東自動車道の「由仁PA」と「占冠PA」の間は、50.4kmも休憩ポイントがありません。
東北・関東地域だと、常磐自動車道の「南相馬鹿島SA」と「ならはPA」の間が50.3km。東水戸道路の「笠間PA」と「壬生PA」の間にも48.5kmの空白区間があります。
圏央道では、「菖蒲PA」と「江戸崎PA」の間が70km以上もトイレがない区間として有名でしたが、2024年4月23日に、それぞれのちょうど真ん中にあたる場所に待望の「坂東PA」がオープンし、かなり緩和されました。
それでも菖蒲PAと坂東PAの間は36.7kmも離れているので、引き続き気をつけた方が良いでしょう。
またNEXCO中日本管内は、「NEOPASA駿河湾沼津」と「NEOPASA清水」の間が31.2km空いている程度で、他はそこまで離れていないため、休憩しやすくなっています。
そのほかNEXCO西日本管内は30km以上の空白区間が多く、阪和道上りの「岸和田SA」と「八尾PA」間が33.4km。「紀ノ川SA」と「吉備湯浅PA」の間は30.4km空いています。
山陽自動車道の「宮島SA」と「玖珂PA」間は38.0km、SA/PAが無く、浜田自動車道では先述の川南PA-佐伯弥生PA間以外に、「金城PA」から「寒曳山PA」が30.5km。「別府湾SA」と「上毛PA」の間が42.8kmも休憩スポットが存在しません。
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高速道路ではこまめな休憩が必要です。しかし、上記のように30km以上もSA/PAが存在しない空白区間では、思ったタイミングで立ち寄ることができないため、空白区間に入る前にあらかじめ給油しておいたり、十分な休憩をとるなど事前の対策が必要です。
今回紹介した区間を含むルートを走行する際は、念入りなドライブ計画を立てたうえで、慌てず安全な運転を心がけると良いでしょう。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。
















































