スズキ次期「ハスラー」2026年登場か!? オシャカラー&斬新内装採用! 軽コンセプト「eWX」からわかる“新型ハスラー”の姿とは
数年後に「ハスラー」が全て電気自動車になる!?
気になるのは、eWXがBEVであったことです。
スズキは、2023年1月に発表した「2030年度に向けた成長戦略説明会」のなかで、「日本市場は2030年度までにBEVを6モデル展開する」としており、資料にも6台のシルエットが登場していました。
スズキの将来戦略の中では、次期ハスラーのBEV化は既定路線にあると考えられます。
しかし、売れ筋モデルとなっているハスラーを手放し、BEVという“リスキー”な商品へ、2026年の時点で全てを置き換えることはないと、筆者は予想しています。
通常のガソリン車は残しつつ、派生車として“ハスラーBEV”を後から追加する、というのが妥当なシナリオではないでしょうか。
またeWXの航続距離が230kmというのも気になります。現行の技術で考えると、そのぶん大きなバッテリーを積むことになり、サクラの250万円から300万円を超える価格になることは避けようがありません。
とはいえこの辺りについては、数年後に車載バッテリーが飛躍的に進化することを想定した「期待値」と考えることもでき、あくまでも参考程度に考えておいたほうが良いでしょう。
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コストにシビアな軽自動車において、会社側の都合、あるいはEVを推進する国の都合で人気モデルをBEV化しても、既存顧客がもれなくついてくるとは限りません。
BEVの価格がガソリン車以下まで安くなれば、次期ハスラーをBEVへ全て置き換えることは有効ですが、既存BEVのコスト構造での実現が難しいことは、賢いスズキならば百も承知でしょう。
筆者は、eWXのデザイン要素を取り入れたガソリンモデルが次期ハスラーとなり、BEV版が遅れて追加という流れで、販売比率は、ガソリン車が8に対してBEVは2を狙う、といったシナリオになると予測しています。
このデザインとカラーリング、ラパンコンセプトを思い出した。で、ラパン買ったんだけどね(笑)