ぜんぶ分かる? AT車のシフトレバー「2」「S」「B」「L」どんな意味? 一度も使用しない人も…!? いつ使うモノなのか

では「2」「S」「L」「B」の使いどころは?

 そんな「2」「S」「L」「B」のシフトですが、使わなくても走行することができるため、どのようなタイミングで使用するのか分からないという人も多いでしょう。

車種によって「2」や「L」という表記もある
車種によって「2」や「L」という表記もある

 これらはいずれも任意で低いギアに切り替えるもので、先述のように「エンジンブレーキを掛けたいとき」に使うのが一般的。

 例えば、長い下り坂を走行する際、フットブレーキだけを使っていると、ブレーキが過熱して正常に機能しなくなる「フェード現象」や「べーパーロック現象」が発生することがあります。

 このような事態を防ぐため、「2」「S」や「L」「B」に切り替えエンジンブレーキを効かせることで、フットブレーキの負担を減らしつつ、速度を落とすことが可能になるのです。

 また、減速時だけでなく加速時にもこれらのシフトが役立ちます。

 登り坂を走行中、ギアが自動的に上がると加速が鈍くなることがあります。そんな場面ではシフトを「2」や「L」などに切り替えてギアを落とせば、強い加速力を取り戻すことが可能。

 このようにAT車のシフトを上手く切り替えれば、下り坂や登り坂においてスムーズに走行することができるのです。

※ ※ ※

 一昔前のAT車のシフトレバーは「P」「D」「R」「N」「2」「L」のようにたくさんのアルファベットが並んでいましたが、近年のモデルでは「P」と「N」がスイッチタイプになったモデルなど、シフトの高性能化とともに簡素化が進んでいます。

 今後このままクルマが進化すれば、近い将来は「D」と「R」のみといった、よりシンプルなシフト構成になるかもしれません。

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3件のコメント

  1. at専用免許もある時代に
    この話題は、あまりにも遅れてる。
    今なら、電Pとブレーキホールドまわりの法律含めた事情を調べてほしいっす。

  2. スノーモードがないAT車だと2速発進なんかも使うケースあるよね。一気に踏み込まなければDで全然問題ないが。

    それと古い車だとエンブレかける時にいきなり2速はショックがかかりすぎるかと。ODオフがあればODオフにするのが普通でしょ。
    今ならパドルシフトとかが多いから1速2速と順に選択出来るけど。

  3. 「S」とか「B」等は、特定のメーカでの表示なので知らなくとも恥ずかしくもなんともない(知ってんだぞって言いたいだけの記事ですか?)。また、運転して居ればおのずと機能は解る内容。それよりもこんな解説が必要な運転スキルに成って居ると言う事の方がちょっとショックだな。

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