自転車の違反も「反則金」適用へ!? 「青切符」対象の基準は? 取締りはどうなる? すべての「自転車乗り」が再認識すべき「違反行為」とは

いつから青切符が導入されるのか

 以前から、自転車が原因となった交通事故が問題視されており、そのたびに自転車の交通違反に対する厳しい取り締まりが論じられていましたが、結局のところ青切符はいつから導入されるのでしょうか。

道交法改正前の2024年3月段階でも、警察による自転車の取り締まりは行われています[画像はイメージです]
道交法改正前の2024年3月段階でも、警察による自転車の取り締まりは行われています[画像はイメージです]

 警察庁は、自転車への交通反則通告制度の適用等を内容とする道路交通法の一部を改正する法律案を通常国会に提出し、2024年3月5日に閣議決定したばかりです。

 交通反則通告制度に係る改正内容は、国会で可決成立した場合に、公布の日から「2年以内」に施行することとしています。

 したがって「2026年頃までの施行開始」が予想されますが、2024年3月時点では具体的な開始日までは決定していないようです。

 では、いま自転車の取り締まりは、どのようにおこなわれているのでしょうか。

 現状の自転車取り締まりや、青切符が導入された後の取り締まり方法などについて、警視庁の担当者は以下のように話します。

「現状、自転車の取り締まりにおいては、信号無視や一時不停止等の交通事故に直結する、リスクの大きい違反行為を中心におこなっています。

 警察官の警告に従わずに違反行為を継続した場合や、歩行者やほかの車両に具体的な危険を生じさせた場合などは、通常の刑事手続きによる違反処理をおこなっています。

 これらの自転車の交通違反について、交通反則通告制度による簡易迅速な処理を可能とすることが今回の制度改正の目的のひとつです。

 自転車を交通反則通告制度の対象としても、重点的に取り締まりをおこなう違反行為の範囲や取り締まり方法を抜本的に変えることは、予定していません」

 自転車はクルマとは違って免許が必要なく、子どもでも乗ることができることから、交通ルールを守る意識が弱いという人もいるかもしれません。

 青切符を交付されて警察から注意を受けることで、交通違反が重大な事故につながる危険な行為であることを再認識するきっかけになるという意見もあります。

※ ※ ※

 このように自転車の青切符は、まだ具体的な施行時期は決まっていないものの、自転車に乗る人の意識を変える良いきっかけになると予想されます。

 自転車を通学に使っている学生も少なくないため、小学生の頃から、交通ルールを守る意識を高めるようきちんと教育していく必要もあるかもしれません。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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