トヨタが「”凄い”セリカ」実車展示! めちゃ懐かしい「私をスキーに連れてって」仕様?「しょせん、四駆の敵じゃないね」とオジサンも歓喜!?

「しょせん、四駆の敵じゃないね」

 例えば夜のオフィス街から出発するシーンでも、都心ど真ん中の道で見事なドリフトをしてみせたりと、セリカGT-FOURの鋭い走りをこれでもかと見せつけてくれます。

 東京都心でのこうした撮影は今ではまず見られないもので、その意味でもクルマ好きならDVDを繰り返し再生したくなる隠れた名シーンといえます。

映画「私をスキーに連れてって」で大活躍した「セリカGT-FOUR(ST165)」[写真は北米仕様の後期モデル]
映画「私をスキーに連れてって」で大活躍した「セリカGT-FOUR(ST165)」[写真は北米仕様の後期モデル]

 また、もうひとりの主役である文男(演:三上博史)が乗るFF(前輪駆動車)のカローラII(当時、原田知世がTVCMに出演していたコンパクトカーというのがまたツボです)が、積雪地に入りチェーンを装着するシーンも忘れてはいけません。

 後からやってきた四輪駆動車のセリカGT-FOUR(白)を駆る真理子(演じるのは原田知世の実姉である原田貴和子!)が「しょせん、ヨンクの敵じゃないね」といいながら颯爽と去る格好良さに「グッと来た」「四駆が欲しくなった」と感じた当時の若者は多いはずです。

 志賀高原のロッジまでタイムアタックをするもう1台のセリカGT-FOUR(赤)のヒロコ(演:高橋ひとみ)とともに、鮮烈な印象を残したのでした。

 なお白いセリカGT-FOURの“わたスキ”レプリカモデルが展示されたTGRイベント会場では、終始映画の挿入歌であるユーミン(松任谷由実)の「恋人はサンタクロース」や「BLIZZARD」が流れ、懐かしいムードをさらに盛り上げていました。

※ ※ ※

 セリカ復活の噂は、決して単なる噂とも言い切れません。

 なぜなら、トヨタの社長が豊田章男氏から佐藤恒治氏に代わった際、SNSで「佐藤社長の夢は『セリカ復活』」として話題となったのがきっかけだったからです。

 会長となった豊田氏はその後「セリカが出るようにトヨタにお願いしている」とも語っています。

 今回の展示は、トヨタやTGRがセリカに対する強い思い入れがあることを暗示するものであり、今後の動向にも目が離せないところです。

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2件のコメント

  1. 画像にST205が除かれているのは意図的なのでしょうか?歴代セリカGT-FOURを乗り継いできたユーザーとしては遺憾に感じます。

  2. 本当の初代セリカ・リフトバックは,ドアの後ろにある 車名が イタリックだった筈。 だからこの写真は リフトバックとして 2,3 年後のモデル。

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