1泊3000円で「高速SA」に泊まれる? 車中泊と違う“一般道に降りず”に寝れる施設サイコー! 従来ホテルと違う「謎のハイウェイホテル」のイイとこは?

料金が安い!1泊3000円で泊まれる場所はどんなトコロ?

 それでは、実際にどんなハイウェイホテルがあるのでしょうか。いくつかパターンに分けて紹介します。

 NEXCO中日本エリア、東名高速道路の豊田上郷SA(下り)にある「ファーストラウンジ豊田上郷」は、カプセルタイプの客室が中心です。

 平日であれば1人3000円から宿泊でき、出張などビジネス利用やトラックドライバーに多く利用されています。

 各部屋の設備は、寝るためや休憩するために特化したシンプルさが特徴です。たとえば、各部屋に32型テレビとデスク、作務衣が置かれており、Wi-Fiやアメニティ、マッサージ機が使い放題、ソフトドリンクが飲み放題です。さらに、漫画やビジネス書を読むこともできます。

 しかし、各部屋にお風呂やシャワーはなく、入浴する場合は、一般客も利用する共用のシャワールームを使います。

 こうしたホテルの宿泊料金について、ファーストラウンジ豊田上郷の担当者は次のように話します。

「長距離移動の際に途中で休憩するための場所として提供しており、長時間ゆっくりすることを想定していないので、当店では一般のホテルと比較すると料金は安めに設定されています」

 標準タイプ部屋の基本料金は、1泊4000円。高ランク部屋でも、土曜、祝日前日の高価格日でさえ1泊5500円です。

 では、実際に利用した人からどんな声があがっているのでしょうか。反響について、前出の担当者は次のように語ります。

「高速道路を出ずに宿泊できるホテルというのは全国にまだまだ数が少ないものですので、利用客の方からは便利でよかったという声をいただいております」

 一方、同じNEXCO中日本エリアには、大浴場に入れるホテルがあります。東名高速道路、足柄SA(上り)のハイウェイホテル「レストイン時之栖(ときのすみか)」には、入浴施設が併設されており、宿泊者は大浴場やサウナを無料で利用できます。

 また、名神高速道路、多賀SA(下り)の「レストイン多賀」にも大浴場とサウナが完備されています。

 料金は一般的なホテルと同様になりますが、「桜ヶ池クアガーデン」は東海北陸自動車道の城端SAから歩いていけるハイウェイホテルです。フレンチや和食などのほか、温泉やプールで最新のスパサービスが利用できます。

 NEXCO東日本エリアやNEXCO西日本エリアに点在しているのは、アメリカのモーテルのような素泊まりタイプの「ファミリーロッジ旅籠屋(はたごや)」です。

 広い部屋にクイーンサイズベット2台といった設備が整っているほかは、サービスは簡素です。その代わり料金は安く設定されており、1泊4400円から利用できます。

※ ※ ※

 ほとんどのハイウェイホテルは、近くに名所や観光地があるような好立地のSA・PAに設置されています。最近流行している車中泊よりも体をしっかり休められることもあり、リーズナブルなドライブ旅行にぴったりといえそうです。

【画像】「えっ…!」これが車中泊より快適な「高速SAホテル」です(29枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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