日産の「和製スーパーマシン」!? まさかの“1シーター”×巨大ウイング採用! 突如出現したゴールド輝く「謎のアリア」とは
日産は2021年12月に「アリア・シングルシーター・コンセプト」というレーシングカーを発表していました。SUVタイプのEV「アリア」の名称を名乗っていますが、どのようなモデルなのでしょうか。
1人乗り「爆速アリア」 もはやアリアに見えない?
日産は2021年12月に開催した「NISSAN FUTURES」において、コンセプトカー「アリア・シングルシーター・コンセプト(以下アリアシングルシーター)」を公開しました。
日産が販売しているフラッグシップEV「アリア」の名称を名乗っていますが、どのようなモデルなのでしょうか。
アリアシングルシーターについて、グローバルマーケティングブランドエンゲージメント担当副本部長のフアン・オヨス氏は、以下のように説明しています。
「このコンセプトでは、高性能なアリアのパワートレインの可能性を、モータースポーツのパッケージで追求しました。
ロードカーのデザインやスタイリングの提案だけでなく、効率的なEVへの新しいアプローチを考察しています。
本プロジェクトは、市販車からレースカーまでワクワクを提供し、レースカーで培ったノウハウや技術によって市販車をさらに進化させていく日産ならではの取り組みです」
アリアシングルシーターは、アリアのパワートレインを1人乗りレーシングカーのシャシに搭載したレーシングマシンです。
2021年12月2日から12月27日まで、日産グローバル本社ギャラリーで実車展示されました。
日産によると、未来の電動車両がパフォーマンスをより追求した場合、どのようなスタイリングになるかを考察したものだといいます。
デザインはアリアを踏襲したものとなっており、サンライズカッパー×ミッドナイトブラックの2トーンカラー「暁-アカツキ-」を採用。
さらに、フロントには象徴的な「Vモーション」をライトで表現したほか、流動的なボディサイドやタービンスタイルのホイールを取り入れるなど、アリアの特徴を昇華させています。
アリアシングルシーターのデザインについて、日産のグローバルデザインを担当する専務執行役員アルフォンソ・アルバイサ氏は、「日本語の『駿』と『翔』という言葉を体現し、素早く軽やかに走る、力強く、優雅に羽ばたく姿を表現」と説明します。
また、このコンセプトを考える上で、日産のABB FIAフォーミュラE世界選手権への参戦は重要な役割を果たしたといい、日産のグローバルモータースポーツダイレクターのトマソ・ヴォルペ氏は、次のように説明しています。
「アリア・シングルシーター・コンセプトは、アリアのパワートレインや革新的な四輪駆動システムをレーシングカーのシャシに組み合わせることで、EVのさらなる可能性とワクワクする魅力を追求しています」
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アリアは日産が2022年1月に発売したクロスオーバーSUVスタイルのEVで、日産のEVとしては「サクラ」や「リーフ」よりも上級モデルに位置しています。
2009年に初代リーフの登場以来、日産が培ってきたEV製造ノウハウと最新のコネクテッド技術を組み合わせているといいます。
2024年春にはハイパフォーマンスモデルの「アリアNISMO」が正式発表される予定です。
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