“7年ぶり”大刷新! ホンダ新型「シティ」初公開! 全長4.6m級の「ちいさなセダン」!スポーティな「RS」&ターボエンジンモデルアリの泰国モデルとは
ホンダのタイ法人は2026年6月5日、新型コンパクトセダン「シティ」を同月26日に発売すると発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
7年ぶりの大刷新!
ホンダのタイ法人は2026年6月5日、新型コンパクトセダン「シティ」を同月26日に発売すると発表しました。
シティは1981年に当時斬新なトールボーイスタイル(背の高いハッチバック)でデビューしたコンパクトカーです。1995年に2代目をもって日本での販売は終了となりましたが、車名は翌1996年から新興国向けのセダンに受け継がれました。
今回発表された新型は、2019年にフルモデルチェンジを受けた7代目のビッグマイナーチェンジモデルという位置づけです。内外装のデザインを一部見直すとともに、装備内容を拡充することで競争の激しいタイ市場での商品力向上を図っています。
なかでも大きな変更点となるのがフロントデザインです。ヘッドライト、グリル、バンパーをすべて刷新。グリル上部にはLEDのチューブライトを配置し、ヘッドライトと連続する横一文字の発光デザインとすることで、先進的で存在感のある表情を実現しました。
装備面ではApple CarPlay/Android Autoにワイヤレス対応する10インチタッチスクリーン、駐車時や狭い場所での取り回しをサポートするサラウンドビューカメラシステム、自動防眩ルームミラー、ワイヤレス充電、アンビエントライトなどを新たに設定。利便性と快適性を高めました。
ボディサイズ(従来モデル)は全長4580mm×全幅1748mm×全高1480mm、ホイールベース2590mm。パワートレインは1リッターターボまたは1.5リッターハイブリッド(e:HEV)の2種類を設定しています。

日本の自動車ファンにとっても、シティは決して馴染みの薄い車名ではありません。1981年に登場した初代モデルは、背の高い独特のスタイルから「トールボーイ」と呼ばれ、高い人気を獲得しました。
また、折りたたみ式バイクのモトコンポとの組み合わせでも話題を呼び、当時の若者文化を象徴する存在として記憶されています。
その後、日本では1990年代前半に販売を終了しましたが、海外市場では車名が受け継がれ、主にアジア地域でコンパクトセダンとして独自の発展を遂げてきました。
今回の新型モデルでは、若年層ユーザーが機能性だけでなく個性や感性も重視する傾向にあることを踏まえ、デザインや装備に大幅な見直しが施されています。
ボディサイズの詳細は公表されていないものの、従来型と比較してロングホイールベース化し、これによって空力性能を向上させるとともに、後席の居住性や車格感も高めているといいます。
外観デザインも大きく変化しました。新デザインのフルLEDヘッドライトを採用し、シャープでスポーティな印象を強調。
全車標準装備となるLEDプロジェクターヘッドライトは、従来よりも広範囲を照らす性能を備えていると説明されています。薄型ライトと横基調のデザインによって、低重心でワイドなスタンスも表現されています。
側面は従来型の流れを残しながらも、より滑らかなルーフラインを採用することでファストバックセダンのような伸びやかなシルエットを実現しました。新デザインのアルミホイールも装着され、デザイン性と空力性能を両立させています。
リアまわりでは、テールライトの基本形状を継承しつつ、バンパーデザインを中心に刷新。
ブラック加飾を多用することで引き締まった印象を演出し、リアディフューザー風のデザインによってスポーティさを強調しています。
室内空間は「ラウンジのような居心地」がテーマです。10.1インチの大型フローティングディスプレイを採用し、ワイヤレス接続にも対応。
アンビエントライトやアイボリーカラーのレザーシートも装備され、質感の向上が図られました。さらに前席にはベンチレーション機能を搭載し、冷却エリアを40%拡大したことで快適性も高めています。
パワートレインは1.5リッターガソリンエンジンと、ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」の2種類を設定。
e:HEVモデルは最大トルク253Nmを発生し、ターボエンジン並みの力強い加速性能を実現したとしています。
トランスミッションはCVTに加え、ガソリン車には6速MTも用意されました。燃費性能は27.26km/Lを達成し、クラス最高水準であることもアピールされています。
安全面ではHonda SENSINGを全車標準装備とし、レベル2相当の運転支援機能を搭載。さらに360度マルチビューカメラも採用され、安全性と利便性を向上させています。
ハイブリッドモデルには5年間保証も設定されており、長期所有を見据えた安心感も魅力となっています。
長い歴史を持つシティは、かつて日本で人気を集めたコンパクトカーから、今ではアジアを代表するグローバルセダンへと成長しました。
この新型シティに対して、ネット上でもさまざまな反応が見られ、「デザインがかなり洗練された印象」「早く日本でも販売してほしい」「先代よりスポーティで好み」「e:HEV搭載は魅力的」「セダン人気復活のきっかけになるかも」「モトコンポ時代のシティを思い出した」「後席が広そうで実用性も高い」「燃費27.26km/Lはかなり優秀」「インド市場向けでも完成度が高そう」といった声が寄せられており、新型モデルへの関心の高さがうかがえます。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。



































