自転車みたいに「グリス」使ってOK? クルマはどこへ「潤滑油」が必要なのか 愛車のメンテで「絶対にやってはいけない油差し」とは
「クルマに油差していいの?」自動車整備士に聞いてみた
このように、普段の生活利用では特段の必要がない「グリス」使用ですが、自転車と同じような感覚で、あえて使っても「差し支え」は無いのでしょうか?
自動車整備士は、次のように話します。
「自転車にグリスを使用することは一般的ですが、クルマの足回りにグリスを使用することは、自分は聞いたことがありません。
基本的にブレーキやサスペンション部分などは、整備経験がない一般人が手を加えることは危険なので、推奨できないと考えます。
自転車とクルマでは、駆動方法やブレーキの仕組みや複雑さなどが桁違いなので、自転車と同じ感覚で軽く自分でメンテナンスをするというのは、やめた方が良いと思います」
このように、クルマの足回りにグリスを指すことは一般的ではなく、安易に使用するのはリスクが伴います。
特に、シールドされた部品やメンテナンスフリーの設計をされている部品に無理やりグリスを追加すると、シールの損傷やグリスの過剰な蓄積によって「部品の機能障害」を招く可能性があります。また、不適切な種類のグリスを使用することで、部品が劣化したり、性能が低下することもあります。
正しく足回りのメンテナンスを行う際には、まず「メーカーの推奨するメンテナンススケジュールと方法」をきちんと確認することが重要です。
必要な場合は、専門の整備士に相談し、適切な潤滑剤を、適切な場所に、適切な量だけ使用することが大切です。繰り返しますが「安易な自己判断」は禁物です。
車両の構造は日々進化しているが、一把一絡げにメンテフリーと言い切るに無理が無いか?今市中にあふれる数多の車両は全部が全部新車だけでは無いよ?!確かに現状の車両は高度に複雑化しており「素人が安易にいじってくれるな」と言いたいのは解るが、定期的な点検は必須だ。本当に整備士取材したのであれば、メンテ不要とは言わず素人判断はせず専門家に任せろ的な意見を言うと思うのであろうと推察するが、はて?
「…足回りにグリスを使用することは、自分は聞いたことが…」すげーな、いまやボールジョイントとか、プロペラシャフトとかもメンテフリーなわけ?ブッシュ類でグリスニップル無いのは見たことがあるが、毎日グリグリ動く部位に全く給脂しなくて良いなんて、なんてスバラシイ部品なんだろうね?!